1. トップ
  2. スキンケア
  3. 【美容のきほん】老け顔の原因にもなる【顔のたるみ】を改善して、キュッと引き締まった小顔になる方法【Vol.20】

【美容のきほん】老け顔の原因にもなる【顔のたるみ】を改善して、キュッと引き締まった小顔になる方法【Vol.20】

  • 2021.2.18
  • 1253 views

■【顔のたるみ】のサインとは?

口元の“ほうれい線”や口角から下に伸びる“マリオネットライン”が目立ってきた、卵型だった顔の輪郭がだんだんと四角くなってきた気がする、顔と首の境界があいまいになってきたような……など、顔全体のハリと弾力が不足し、たるんで垂れ下がってきた印象が、【顔のたるみ】のサインです。

■【顔のたるみ】は、なぜ起きるの?

顔の肌がたるむ原因は、大きく分けて、3つあります。

【1】真皮と表皮の結びつきが弱くなる

肌は、ふっくらとしたハリと弾力を支える「真皮」と、その上でうるおいを保つ「表皮」で構成されています。この「真皮」と「表皮」の結びつきが弱くなると、肌は重力に引っ張られて垂れ下がり、たるんでしまいます。特に、皮膚の薄い目元はたるみやすく、ゴルゴラインと呼ばれる目の下の深いシワや、たるみが原因の黒グマとなって表れます。

【2】コラーゲンやエラスチンが変性&減少する

年齢を重ねるにつれて、肌の土台である「真皮」の繊維芽細胞の生産力が低下して、コラーゲンやエラスチンが変性・減少してしまいます。また、紫外線や大気汚染などによるストレスによって、活性酸素と呼ばれる肌の老化を早める物質が肌内部に発生し、コラーゲンが破壊され、新たなコラーゲンが作られにくくなります。それにより、肌はハリや弾力を失い、たるみが目立つようになります。

【3】筋肉のボリュームが減る

顔の筋肉のボリュームが減ってしまうと、その上の脂肪や皮膚を十分に支えにくくなり、たるみが加速します。表情の変化が乏しく、表情筋を使う機会が少ない人は、顔の筋肉の衰えに注意が必要です。また、顔の中では、特に頬にたるみが現れやすいと言われているため、丸顔の人や頬の面積の広い人は、頬が下がり、ほうれい線として目立ちやすくなる傾向にあります。

■【顔のたるみ】を効果的に改善する方法

【顔のたるみ】を引き起こす原因に合わせて、適切なケアを始めることで、たるみを改善することができます。

【1】レチノールやビタミンC誘導体配合の化粧品を使う

肌内部のコラーゲンを増やす作用のあるレチノールやビタミンC誘導体を配合したクリームや美容液など、肌を奥からケアしてくれるアイテムを、【顔のたるみ】が気になるエリアに塗りこみます。肌への刺激が強いので、使い始めは少量ずつ試すようにしましょう。【顔のたるみ】には、抗酸化力の高いポリフェノール、血行促進効果のあるビタミンE配合のアイテムも効果が期待できます。

【2】角質ケアで肌の生成力を上げる

肌表面にたまった角質を酸や酵素で溶かし、ターンオーバーを促進することで、繊維芽細胞を活性化させる角質ケアを、普段のお手入れに取り入れましょう。定期的に行うと、コラーゲンなどの量を増やすことができ、【顔のたるみ】を改善&予防できます。肌の状態に合った角質ケアコスメを選んで、適切な頻度で使うようにしましょう。

【3】顔のエクササイズを行う

ボリュームダウンした筋肉を再び増やすには、家庭用の低周波美顔器や市販の口にはさんで使うタイプの表情筋トレーニング器具などを使うとよいでしょう。また、口元の筋肉を鍛えるエクササイズも合わせて行うと、【顔のたるみ】の改善&予防に効果的です。

■口元の筋肉を鍛えるエクササイズ
1. 500mlのペットボトルのフタを取り、少量の水を入れます。
2. 唇でペットボトルをくわえて、持ち上げます。(※歯は使わない)
3. そのまま10秒間保ちます。これを3回くりかえします。
※慣れてきたら、少しずつ水の量を増やしてもOK。
※どこかに痛みを感じる場合には、直ちに中止しましょう。

【顔のたるみ】は、短期間で劇的に解消することは難しいですが、毎日のスキンケアやエクササイズを実行することで、徐々に改善できる場合があります。紫外線を防止する、うるおいをきちんと保つ、などの基本的なお手入れと合わせた方法で、キュッと引き締まったハリと弾力があふれる小顔を目指しましょう!

取材・文/地曳久美子

元記事で読む
の記事をもっとみる