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音楽でイメトレ! 出産の痛みが和らぐ“ソフロロジー分娩法”の特徴3つ

  • 2015.6.9
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【ママからのご相談】

妊娠30週目に入りました。周りには出産に関していろいろな情報があふれていて、不安が募るばかりです。そんな中、先日先輩ママさんからソフロロジー法を取り入れた分娩法というのがあると教えてもらいました。 いったいどんなものなのでしょうか。

●A. 『ソフロロジー分娩法』はリラックスして出産を迎えるための方法として注目されています。

ご相談ありがとうございます。ウェブライターのうぇぶりんです。

初めての出産には不安がつきものですよね。いよいよ赤ちゃんに会えるそのときをリラックスして前向きに迎える方法として、今注目されているのが『ソフロロジー分娩法』です。

ソフロロジー法自体は、1960年にスペインのカイセド博士により提唱された学問ですが、それを取り入れた分娩法はヨーロッパを中心に広がりを見せており、日本では熊本の松永博士によって紹介されました。

音楽療法や呼吸法を取り入れたこの分娩法は、全てを前向きに受け止め、赤ちゃんのことを思い、豊かな母性を育んでいくという考え方に基づいています。

●ソフロロジー分娩法の特徴3つ

●(1)ソフロロジー分娩法の効果を高めるイメージトレーニング

ソフロロジー分娩法では、赤ちゃんの命がママのお腹に宿ったときから育児が始まります。ママはお腹の赤ちゃんに積極的に話しかけ、母性を育んでいきます。「自分が母親になった」「赤ちゃんが成長している」「ママと赤ちゃんが一緒に出産という大事な日を迎える」というイメージを育てていくのです。

ソフロロジー分娩法を取り入れている産院でよく行われているのは、CDによるイメージトレーニングです。ソフロロジー法のために作曲された音楽を聴きながらリラクゼーションを促し、あらゆるエネルギーを前向きに整えていきます。

そうすることで緊張が緩和され、陣痛さえも痛みや苦痛が和らぐと言われています。

●(2)エクササイズで導くリラクゼーション

ソフロロジー分娩法では、自然の流れの中でリラックスして出産を迎えるためにエクササイズも取り入れています。

ヨガや東洋の禅、あぐらなどを取り入れている産院も多いようです。エクササイズすることで、緊張とリラックスを上手にコントロールできるようになり、ママの疲労も軽減されます。またママの産後の回復も早いとされています。

●(3)穏やかで陣痛や分娩の痛みを和らげる呼吸法

イメージ法やエクササイズにより、出産や産後の育児に前向きに取り組むことを促すソフロロジー法にとって、とても大切な要素に呼吸法があります。

呼吸法と言えば、ラマーズ法が有名ですが、ソフロロジー分娩法にも独自の呼吸法があります。出産に呼吸法を取り入れると、自然にいきむことができ、陣痛時の痛みも緩和されます。気持ちが落ち着くので、安心して出産を迎えることができます。

妊娠中は基本であるあぐらの姿勢を取りながら、呼吸法をマスターします。あぐらのポーズは呼吸法に有効なだけでなく、骨盤底筋肉を鍛え、出産時も子宮の開きを促してもくれます。

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赤ちゃんをお腹に授かったときから出産後の育児までをトータルで考え、母性を育んでいくのがソフロロジー分娩法です。最近ではこの方法を取り入れている産院も増えてきています。出産にあたって、検討してみてはいかがでしょうか。

【参考リンク】

・リラックスしたお産をするためには? | 日本ソフロロジー法研究会

●ライター/うぇぶりん(児童英語講師)

旅行代理店にて、10年間、渡航手続き業務や国内及び海外旅行カウンターでの業務に従事。出産を機に退職した後は、司会の勉強をし、50組の結婚式や披露宴を担当しました。現在は自宅で児童英語教室を開いています。上の子も20歳になり、子育てもひと段落。子育てや仕事など、自分の経験を生かした記事をどんどん書いていきたいと思っています。

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