エレコムからICカードリーダーライター「公的個人認証サービス」に対応

生活家電およびパソコン（PC）などの周辺機器を扱うエレコム（大阪市）は、ICカードリーダーライター2モデルを2021年2月中旬に発売する。

非接触式と接触式の2タイプ

いずれもUSBポートに接続することで、PCからICカードを読み取り可能にする。かざすだけの非接触式、コンパクトな接触式の2タイプを用意する。

地方公共団体システム機構の「公的個人認証サービス」に対応し、「マイナポータル」や「マイナポイント」を申請できる。国税の申告や納税手続が行えるシステム「e-Tax」、地方税ポータルシステム「eLTAX」などにも利用可能。

電源不要のバスパワー仕様。対応OSはWindows 10/8.1/7、macOS 10.15/11.0。

非接触式「MR-ICA001BK」は、マイナンバーカードや「FeliCa」「MIFAREカード」に加え、物流タグなどに使用される「ISO/IEC15693」にも対応。ケーブル紛失の心配がないケーブル直付けタイプ（長さ約1メートル）。カードを認識すると「ピッ」と音で通知する。電源のアクセス状態が分かるランプを備える。

市場想定価格は4780円（税別）。

USBポート直挿しタイプの接触式「MR-ICD102BK」はマイナンバーカードに対応。不使用時にはコンパクトに折りたためる設計。カードへのアクセス状態が確認できるLEDランプを装備する。約15センチ長の延長ケーブルが付属し、隣のUSBポートをふさがずに使える。

市場想定価格は2480円（同）。