1. トップ
  2. レシピ
  3. 濃厚な旨味が凝縮した"ビーフストロガノフ"|荻野恭子さんの冬のロシア家庭料理⑩

濃厚な旨味が凝縮した"ビーフストロガノフ"|荻野恭子さんの冬のロシア家庭料理⑩

  • 2021.2.15
  • 954 views

ビーフストロガノフというと、つくるのが難しいイメージがあるかもしれませんが、材料はとってもシンプル!じっくり炒めた玉ねぎと牛肉の旨味を堪能できる一皿です。「現地に行って、自分の目で見て味わいたい!」好奇心をかき立てられた荻野さんが、ロシアで教わった家庭料理をご紹介します。

濃厚な旨味が凝縮した"ビーフストロガノフ"|荻野恭子さんの冬のロシア家庭料理⑩

■“ビーフストロガノフ”のつくり方

水やワインなどの水分はいっさい入れず、牛肉と飴色に炒めた玉ねぎに、たっぷりのサワークリームを加えて仕上げるのが本場の味。手が込んでいるように見えて、とてもシンプルです。マッシュルームが香るピラフと一緒に。

□ビーフストロガノフはぜひマッシュルームピラフで!

マッシュルームピラフは米2合に対して100gのマッシュルームを使います。まず石突きを切り落として厚めにスライスし、塩、胡椒(各適量)、オリーブオイル(大さじ1)をからめます。米といっしょに炊飯器に入れ、水を入れて炊けば完成。

マッシュルームに調味料
マッシュルームに調味料

◇材料 (2人分)

牛もも肉*:250g(またはヒレ肉)
玉ねぎ:1/2個分(薄切り)
サワークリーム:200mL
小麦粉:大さじ1/2
塩:小さじ1
胡椒:適量
植物油:大さじ1
ディル:適量(飾り用)


*牛もも肉は焼肉用など、少し厚めにスライスされたものを使用。

(1)牛肉の下準備
牛もも肉は幅5mmほどの棒状に切り、塩、胡椒各少々(塩は材料の小さじ1から少し使う)をまぶす。

(2)牛肉を炒める
フライパンに植物油を入れて熱し、1を炒める。肉の色が変わったら小麦粉をふり入れてからめるように炒め、いったん取り出す。

(3)玉ねぎを炒める
2のあいたフライパンに玉ねぎを入れて炒める。焦げ付いてきたら水1/4カップほどを少しずつ入れ、フライパンの底をこそげながら、玉ねぎが飴色になるまでしっかりと炒める。

玉ねぎを炒める
玉ねぎを炒める

(4)味を調える
3に2の牛肉を戻し入れ、サワークリームを入れて、よく混ぜながら加熱し、塩、胡椒で味をととのえる。

味を調える
味を調える

(5)仕上げ
マッシュルームのピラフとともに器に盛り、ディルを添える。

完成
完成

――教える人

「荻野恭子 料理研究家」

サロン・ド・キュイジーヌ主宰。世界各国の郷土料理を実際に現地で食べ、つくり、体験するのがライフワーク。特にロシア料理、食文化に造詣が深い。テレビ出演や著書も多数。


文:鹿野真砂美 写真:宗田育子

この記事は「四季dancyu 冬の台所」に掲載したものです。

元記事で読む
の記事をもっとみる