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育ち方と関係が? マイナス思考なママ友と上手に付き合う方法

  • 2015.6.9
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【ママからのご相談】

私の周りにいるママ友について相談させてください。その人は数名のママたちで楽しく前向きなお話をしているとき、必ず、「それって、実は○○なんじゃないの~」と否定的な内容に話題を持っていきます。 その人がいるといつも、他人の心の裏をかいて悪く捉えるような方向にいってしまいます。私がその場に居なかったら、どんなことを言われているのかゾッとします。こんな状況をなんとかするためにどんな行動を取るべきでしょうか? アドバイスをよろしくお願いします。

●A. サラっとあいづち、話題を変えてみましょう!

はじめまして。こんにちは。藤じゅんです。

ママ友は、子どもを通してのお友達。気の合う方とは、子ども抜きでも長いお付き合いになることでしょう。同時に、ママ友はだいたい3年周期でローテーションすることを心の片隅に留めておくとよいと思います。

ご相談者様の周りにいらっしゃる方は恐らく何らかの経験により、“マイナス思考”の習慣がついてしまっているのかもしれませんね。もしくは、性格的にネガティブなのかもしれません。

そんな方には対しては、まずは、“あいづち”です。でも、その方の言動を肯定する内容ではなく、「そんな考え方や見方もあるのね」と流すことが大切です。そして、それ以上マイナス思考が加速しないよう、その後すぐに違う話題を取り上げてみましょう。

●マイナス思考の方には自信をもたせてあげて

マイナス思考やマイナス発言の多い方は、その方の性格によるものというよりは、その方の育ってきた環境に関係があるような気がします。

たとえば、一番に考えられることは、その方の母親がマイナス的表現を多く使用していたということ。子どものころから、マイナス的考え方のもと育てられた場合、どうしても、その影響が残ってしまうと思います。

自分が母親になったとき、ふと母親と同じことを言っていたり、子どもに、「おばあちゃんとそっくりだね!」と言われてしまった経験はありませんか?

そしてマイナス思考発言の根拠についてもう1つ考えられることは、その方が今まで失敗が多く、物事がスムーズに進むことに慣れてないことや、自分のやってきた行動を否定された経験が多かったのかもしれないとうことです。

だからこそ、マイナス思考の方がマイナス的要素を含まない発言をした折には、大いに肯定して賛同してあげてください。それがその方の自信につながるはずです。

●他人の評価は気にしない!

ここで、アメリカの著述家であり、心理学の中でも自尊心の重要性を強調しているジェリー・ミンチントンの著書の中から学びを享受したいと思います。

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私たちは世間の評価を気にしすぎるあまり、他人からのマイナス評価をまともに受け止める傾向がある。私たちは自分の人格や行動、性格を他人が正確に評価していると錯覚しているのではないだろうか。人は自分を基準にして他人を判断する。だから自分に対する他人の評価は間違っていることの方が多い。あなたが今のあなたになったのはどうしてなのかを、あなたの生育歴や人生経験についてほとんど知らない赤の他人が、どうして理解できるだろうか? あなたに対する他人の評価は、その大部分が不正解だということを念頭に置いておくといい。他人の評価があなたの生活に深刻な影響を与えるのでないかぎり、他人があなたをどう評価しようと気にかける必要はない

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まとめると、“他人からのマイナス評価は、かなり差し引いて考えること”。

どうでしょうか? もう、他人の目を気にせずに明るく楽しく生活できるような気がしませんか?

ご相談様のご参考になるとうれしいです。

【参考文献】

・『うまくいっている人の考え方』ジェリー・ミンチントン・著

●ライター/藤じゅん(カウンセラー)

二男二女(双子)の母。海外で出産した下3人は年子で双子。バリバリのキャリアウーマンに目指すはずだったが、結婚・出産・夫のニューヨーク転勤に伴い子育て中心の海外生活(6年間)を経て帰国。仕事から離れ、子育てを充実させようと奮闘する中で、ママ達のストレスを目の当たりにし、末子である双子の卒園を機にカウンセラーの資格を取得。以降、「ママの心の健康が大切」「ママが楽しければ子どもは幸せ」「夫婦は家族の原点」「夫との会話のススメ」「子どもが不登校になったら……」「子どもが反抗期の時は……」等、ママとなった女性の心のケア、結婚前の女性の相談に力を入れている。しかしながら、近頃は男性からの相談を通して「男性側の視点」も大切にし、どんなに小さい問題点も疎かにせず、専門分野外の「対人関係の悩み」に老若男女問わず、幅広く対応している。療法や定義に捕らわれず、日常生活の中から悩みを緩和させ、元気に明るく生きていけるようなアドバイスできる「家庭的で、身近なカウンセラー」を目標に日々精進中。

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