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英国王室専属ナニーが使用を禁止されている、ある言葉とは?

  • 2021.2.14
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キャサリン妃とウィリアム王子の子どもたち—ジョージ王子とシャーロット王女、ルイ王子—のお世話をしているのは、英国内で最も高度な訓練をつんだナニーのひとり、マリア・テレサ・トゥリオン・ボラロさん。ボラロさんは、保育の専門家を養成する学校として世界的に有名な、ノーランドカレッジの卒業生。『デイリー・ミラー』紙によると、一番年上のジョージ王子が誕生して数ヶ月後、ケンブリッジ公爵夫妻に雇われたそう。ロックダウン中の現在は、主にケンジントン宮殿で公爵家と暮らし、ロイヤルツアーやプライベートな旅行にも付き添うのだとか。

作家のルイーズ・ヘレンさんが同紙に語ったところによると、ボラロさんが受けた正式な訓練に基づけば、おそらく彼女が決してケンブリッジ公爵家の子どもたちに対して口にしない言葉があるそう。それは、「子ども[たち]」を意味するくだけた表現である、「kid」。ノーランドカレッジに関するドキュメンタリー番組を作成するため、1年間リサーチをしたヘレンさんによれば、この学校では、子どもたちを名前で呼ぶか、「子ども[たち]」の正式名称である「child」と呼ぶよう、訓練生に指導しているとのこと。「『kid』という言葉は禁止されています。それは、子どもたちに対する個人としての敬意の表れです」とヘレンさん。

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また、ケンブリッジ公爵家の子どもたちは、両親やボラロさんとともに、比較的普通の生活—あるいは、ロイヤルとしては可能な限り普通の生活—をしているそう。さらに、「キャサリンが公務にあたっている時の様子からすると、彼女はとても積極的に物事に関わる人です」「おそらく彼女とマリアの関係はとても密接で、子どもたちの世話に関して、素晴らしい協力関係を築いているのではないかと思います」とのこと。

「他のロイヤルファミリーのために働いたことのあるナニーたちと話したことがありますが、彼らの生活はかなり普通です」とヘレンさん。「朝起きて、朝食を食べ、好みであろうとなかろうと、制服を着て学校へ行くんです」。なるほど、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子は、新しい時代の王族にふさわしい教育を受けているということですね。

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From marie claire

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