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男性が「マジ惚れしている女性にしか」やらないこと【ひとみしょうの男ってじつは】

  • 2021.2.12
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今回は、男性が「マジ惚れしている女性にしか」やらないことについて、一緒に見ていきたいと思います。
さっそく見ていきましょう。

「弱さ」を見せる

男性が「マジ惚れしている女性にしか」やらないこととは、端的に、自分の弱さを見せる、です。
弱さというのは、簡単にいえば「希望をひとりで発電できない、できなさ」のことです。
たいていの男は、「女」がいないと生きられません。物理的に生きていても、生きている心地がしません。つねに「女」を欲するのです。
それはなにも「エッチさせてくれる相手」ではありません。
たとえば、お母さんのように包み受け入れてくれる相手――「お父さん」のように、ではなく、お母さんのように――が欲しいと、「なぜか」思ってしまうのです。それが男です。

あるいは、ときどきは、やわらかくて丸いものに触れないと生きている心地がしないのが男です。
と書くと、「男ってやっぱりエロいだけ」と思うかもしれませんが、それは早とちりです。
女性が所有するやわらかくて丸いものに、男はじつは「生命力」を見ているのです。言い方を換えれば、神様を見ているのです。女性の胸もお尻も「どうやってできたのか」男にはまったくわかりません。でも、なんか美しい――ということは、神様がつくったのか?男はこう思うのです。

つまり、男は、女性が所有する「神様的なもの」に触れていたいといつも思っている(思ってしまう)生き物なのです。
男性が「マジ惚れしている女性にしか」やらないこととは、自分の弱さを見せることだというのは、言い方を換えると、「ぼくに母性愛をください!ぼくに神様的なものを触らせてください!」という気持ちのことです。

なかなか告白してこない男性

この気持ちは、ちょっとやそっとでは表に出せない気持ちです。
たとえば、キャバクラに行くとすぐに、席についたキャバ嬢に母性愛を「おねだり」する男、いますよ。二言目には「触らせて」と言う男、いますよ。

でも、「ふつうは」というか「ふつうの場所では」そうは言わないし、言えないし、できない。それが男です。
つまり、ふつうの状態にあっては、男は自分の弱さを隠しているのです。
そうしないとモテないと、知っているから。
これは「女子の前で緊張したらモテない」というのと同じレベルで、男は「よく」知っていることです。弱さをいきなりさらけ出す男はモテない――。
だから彼は、弱さを隠します。
相手が好きな女子であればあるほど隠します。
この現象を女子の目から見たら「彼はなかなか告白してこない」となります。

しかし、あることをきっかけとして、彼は自分の弱さを彼女にさらけ出します。
「あること」というのは、「ふたりの間に起こる偶発的なできごと」です。それが「偶然、同じ電車に乗り合わせた」かもしれないし、「偶然、飲み会のあと、帰る方向が一緒だった」かもしれません。
ようするに、偶然起こったなんらかの出来事によって、彼は自分の弱さをさらけ出すのです。
それが、彼が「マジで好き」「マジで惚れている」ということなのです。

愛するとは

彼の「弱さ」とは、たとえば、お給料の安さです。「こんな稼ぎしかないけど、それでもおれ頑張って君のことを愛するから」彼女のことが本気で好きな男性は、こう言えます。
まあまあしか好きじゃない男子は言えません。「給料の安さを彼女に言ってしまうと、彼女は愛想を尽かせてほかの男のもとに行ってしまうかもしれない」と怯えるのみです。
あるいは「怒りっぽい自分」というのも、彼にとって「弱さ」です。
「すぐに嘘をつくおれ」も。「すなおに謝るのが苦手なおれ」も。「スケベなおれ」も。ぜんぶ全部、「弱さ」です。

恋愛って、とくに女子は「彼のかっこいいところ」から入ると思います。それでふつうなんですが、「本当に」彼に愛されたいと思うのなら、お互いに「弱さ」を見せ合うしかないのです。
なぜなら、愛するとは、相手の魂の秘密に触れることだからです。(ひとみしょう/作家・キルケゴール協会会員)

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