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”サラチキ”はダイエットに最適? 太らないための正しい食事法

  • 2021.2.12
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食べたものが体を作る以上、ダイエットの成功のカギは食事が握っていると言っても過言ではない。しかし、我慢するばかりでは長続きしないし、元の食生活になればリバウンドは必至……。そこで、絶対に知っておきたい、一生モノの安全な食事法のポイントをダイエットコーチの七瀬葉さんが伝授!

【目次】

サラダチキン信仰は危険!

たんぱく質の消化が苦手な人もいる

プロテイン飲料はえんどう豆由来を

食物繊維&発酵食品で腸内環境を整える

正しい間食の食べ方を知っておく

サラダチキン信仰は危険!

ダイエットの効果を上げるには、何かを我慢するよりも、正しく栄養素を摂取することが遠回りのようでいて実は、最も近道。いろいろある栄養素の中でも、ダイエットコーチの七瀬さんが、何よりも大切だと強調するのは「たんぱく質」だ。

「近年、たんぱく質摂取の大切さが広く知られるようになり、意識的に摂ってる方も多いですよね。しかし、中には、コンビニなどで売られている揚げたチキンを食べて、『鶏肉=たんぱく質だからいい』と誤解している方もいます。サラダチキンも、同じ理由で人気ですが、私はおすすめできません。というのも、パッケージの原材料を見るとわかりますが、添加物がすごいんですね。よかれと思って食べるのに、体によくないものを体内に入れてしまうのはもったいないと思いませんか」

たんぱく質の消化が苦手な人もいる

たんぱく質は、せっかく摂っても消化が苦手な体質の人もいるそう。

「かくいう私がそうだったのですが、たんぱく質を上手く消化できないと、体内に吸収されません。たんぱく質を消化・吸収するためには、たんぱく質由来の酵素が必要なのですが、その元となるたんぱく質をどう摂取したらいいのかが、大きな課題なんです。一定期間、必要量を摂り続けることで消化力は高まりますので、消化しやすい形状にすでに調整されたプロテインドリンクでたんぱく質を摂取し、安全なプロテインを飲む習慣を作ってから、消化するのに労力が必要な肉類などのたんぱく質豊富な食材を積極的に食生活に取り入れるようにしましょう」

プロテイン飲料はえんどう豆由来を

そのプロテイン飲料も、安全性を考慮して選びたいもの。七瀬さんがすすめているのは、えんどう豆由来のPプロテイン

「大豆由来は遺伝子組み換えの問題や、イソフラボンの摂り過ぎによるリスクも排除しきれません。イソフラボンは肌によかったり、脂肪を燃焼したり、私たちにとって嬉しい働きがあります。その一方で、女性ホルモンと近い働きをするため、生理周期が乱れたり、一定量を超すと大豆に対するアレルギーを発症する人もいます。けっして多いケースではありませんが、リスクがあるものよりも、気にしなくていいものを選んだほうが安心です」

食物繊維&発酵食品で腸内環境を整える

たんぱく質に次いで、七瀬さんが大切だというのは、腸内環境の整えるために必要不可欠な「食物繊維」。

「たんぱく質も、上手に活用するにはビタミンやミネラルが必要ですので、どんな栄養素もバランスよく摂るのは基本ですが、そもそも腸内環境が整っていなければ、体内に栄養素を吸収できません。まずは、腸に負担をかける油分が多いものや小麦粉を摂り過ぎていないか見直してください。その上で、食物繊維の量を増やしましょう」

食物繊維と並び、発酵食品も腸内環境にいいことはよく知られているところ。しかし、ここでひとつ注意があるそう。

「発酵食品の中でもヨーグルトには、今、健康に有用とされるさまざまな菌が使われています。しかし、腸内に入ってきた菌を受け入れるかどうかは、すでに腸にある菌が決めるため、人によっては合わないこともあります。どの菌が合うか、私たちが日常生活で確かめるすべがなく、人によってはマイナスに働く可能性も否めません。ヨーグルトは好きで食べる〝嗜好品″としてとらえ、腸内環境を整えるという観点から摂る発酵食品は、お味噌や納豆、キムチなどのほうが安全といえます」

正しい間食の食べ方を知っておく

ダイエットにおける大敵は、間食。空腹感に耐えられず、つい食べてしまうことも…。

空腹時間が長いほうが、脂肪から燃えて、基礎代謝は上がると言われています。食後、血糖値が下がったところに、チョコレートなどをお腹に入れてしまうと、本来の機能が働かなくなるんです」

でも、どうしても食べたくなった時はどうしたらいい?

夕方4時までであれば、寝るまでにまだ活動時間が残っているので、糖質が入っていてもバナナなど果物や腹持ちがよく栄養価の高いナッツを。間食で避けるべきは、加工食品です。塩や油を使っていると、大量に食べたくなってしまうんです。バナナであれば1本で済んでいたのに、バナナチップだと1袋一気に食べてしまったり、プロテインバーも、コーディングのチョコレートによって食欲に火がついてしまうことも……。できるだけ自然に近い状態のもののほうが、食欲を誘発するものが少なく、体の感覚として適量で止めやすいことを知っておいてください」

Text: Sakiko Koizumi

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