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「奥手男子」が恋に積極的になれない理由と、それでも好きな人に出す脈ありサイン

  • 2021.2.9
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自分に自信がなく、好きな女性がいても積極的になれない、堂々と好意をアピールできないのが奥手男子。彼らは何より傷つくことを恐れるので、恋愛に対して消極的です。でも、相手の女性を心から信頼したとき、彼らは本気のサインを出します。奥手男子の本音と、脈ありサインについてご紹介します。

■恋愛で傷つきたくないのが奥手男子の本音

誰かを好きになるのは、誰だって勇気がいるものですよね。もし上手くいかなかったら。拒否されてしまったら。ショックを受けることが怖いと思えば、好きな人ができてもなかなか自分をアピールできません。奥手男子は、その「傷つくこと」を人一倍恐れます。

好意を寄せる女性に受け入れてもらえないのは、自分の存在を否定されることと同じ。そして、失ってしまえばふたりの仲は二度と元には戻らない心配が頭から離れません。積極的に気持ちを伝えて失敗するより、優先するのは「現状維持」。好きな女性ととりあえずでも仲良くできているのなら、その状態を保つことに集中し、みずから進展させるような冒険は避けます。

どうして恋愛に逃げ腰なのか。そこには、自分に自信を持てない彼らなりの理由があります。

■恋愛での成功体験が少ない

積極的に好意を示していけないのは、受け入れてもらえるという自信がないからです。相手もその気だとわかれば、踏み込んでいきたくなるのが普通かもしれませんが、それでも奥手男子は女性の気持ちを疑います。

「どこまで本気なんだろう?」「自分と同じくらい好きでいてくれるのかな?」

そんな不安が消えないので、中途半端な状態ではどうしても自分から動くことをためらいます。

それは、これまでの恋愛で上手くいったという経験が少ないのが原因であることも。交際が長く続いたことがない、最後はいつも振られて終わった、そんな失敗した記憶ばかりが残っているので、自分が女性に好かれる可能性を忘れています。

また、離婚を経験した男性は恋愛に臆病になり、気がつけば奥手男子になっていることもあります。男性の自信とは、「好きな女性を自分の手で幸せにできる」実感から生まれますが、彼らにはその機会がなかったのですね。

女性の気持ちを信じることができない、どこかで受け止めることから逃げてしまうのは、「これ以上自信を奪われたくない」という彼らなりの防御本能がはたらくから。また悲しい終わりを迎えるくらいなら、このままでいいと先を諦めてしまうのです。

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■常に同じテンションで過ごせる女性を信頼する

こんな奥手男子を好きになると、こちらがどんなに好意を見せても思ったような反応がもらえず、のらりくらりとかわされ続けて、「暖簾に腕押し」状態になることがよくあります。嫌がられてはいないみたいだから、思い切ってデートに誘ってみたけど「ごめん、仕事があって」と断られる。好意を持ってくれているなら代わりの日を提案してくれそうなものだけど、それもない。

女性はショックを受けますが、次に顔を合わせると男性のほうは以前と変わらず親しげな態度で近づいてくる。

「なかったこと」にされるのは本当に悲しいことですが、これが実は奥手男子なりの好意の受け止め方でもあります。本当は誘ってもらえて嬉しいし、できるなら一緒に過ごしたいけど、ふたりきりでどうやって過ごせば良いかわからない、女性を楽しませる自信がないのでつい断ってしまう。

でも、それで終わるのは嫌だから、せめて以前と変わらない様子で接することで、女性に嫌いではないことをアピールするのです。女性は彼らの意図がわからず混乱しますが、こんなことが続けば誰だって諦めたくなりますよね。

奥手男子が一番安心するのは、「常に同じテンションで相手をしてくれること」。

女性側から距離を詰められると、嬉しい反面自信のなさから逃げてしまう。それより、いつも楽しく、安定した情緒で過ごせるほうが、奥手男子の恋心は育ちます。

・メールやLINEの返信は必ずあるし、変わり映えのしない内容であっても会話ができる

・会えばいつでも笑顔で相手をしてくれて、態度を急に変えたりしない

・ふたりの間がつまずくことが起こっても、突き詰めずに流してくれる

こんな風に、いつも安心した気持ちのやりとりができることこそ、奥手男子の求めるもの。「自分にとって都合が良いだけじゃない」と思うかもしれませんが、確かにそうです。

奥手男子は女性の気持ちを深く探ることを避けます。
下手に気持ちを知ろうとして、自分の期待したものでなかったらショックを受けるので、それよりは表面上でも親しくやりとりを続けるほうが、傷つくことを考えなくて済むのです。

ですが、「常に同じテンションである」ことを維持するのは意外と難しいもの。

感情を抑えて相手に関心を向け続けるのは、忍耐力が必要です。そして相手からも関心を受け取り続けることもまた、本当は勇気のいることなのです。それを乗り越えられる女性に、奥手男子は絶大な信頼を寄せます。

自分のずるさも弱さも、目をそらしている気持ちも、この女性は受け止めてくれる。そして諦めずにやりとりを重ねてくれる。この信頼が、大きな愛情につながります。そうしてやっと、彼らは心を開くことを決め、本気の愛情を少しずつ伝えるようになります。

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■奥手男子の脈ありサインはわかりやすい

恋愛に本気になった奥手男子の脈ありサインは、まず「以前と態度が違う」ことが一番わかりやすいものでしょう。今まで好意を伝えることを我慢してきた分、心を解放すると愛情は「ダダ漏れ」になるのが奥手男子。

本人は無意識でも、体は気持ちに従って動くようになります。具体的にどんな変化が起こるのでしょうか?

連絡の頻度が増える

奥手男子にとって、LINEやメールなどは内容より送る頻度が大切です。はっきりと好意を伝えられない分、回数を多くすることで自分の存在を受け止めてもらうことを考えます。

これまでもちょくちょく日常会話のような連絡は来ていたけれど、最近はラリーが増えた。やりとりが終わらないのは、奥手男子の「もっと相手をしていたい」サイン。会話が重なるとそれだけ内容も深くなりますが、それを避けないのは彼らの中に女性の気持ちを受け入れたい欲が生まれたからです。

電話をかけてくるようになる

これまで、LINEやメールは多かったけど、電話はあまりなかった。かかってきてもはっきりした要件があり、終わればすぐに切っていた。
それが、例えば「風邪を引いたみたい」とLINEで軽く言っただけなのに、突然電話がかかってくるようになれば、奥手男子がかなり愛情を感じているサインです。

普段から、奥手男子は好きな女性の体調や調子などを気にします。「あたたかくしてね」などの言葉は、好意のある女性にしか言いません。気遣いは元気でいてほしいという願いが込められているからです。文字ではなく自分の声で心配していることを伝えたくなるのは、女性の側にいたいから。より身近に感じたくて、わざわざ自分からかけるような労を取るのです。文字でのやりとりには満足できなくなった証拠ともいえますね。

そばを離れない

また、実際に会うとテンションが以前より高くなるのも、奥手男子のわかりやすい脈ありサインです。好きな人に会えるのは単純に嬉しいことですが、奥手男子はそんな自分を見せることを恐れます。好意を持っていることがバレて、避けられるのが怖いからです。

でも、大丈夫と思えば今度はどんどん近づいてきます。求めているのは女性の笑顔。自分と会えて嬉しいと思っている女性を実感したくて、そばを離れません。遠慮しがちな奥手男子は、女性のパーソナルスペースに入ることをためらいます。ですが、本気で好きになったときは踏み込むことを恐れません。物理的に距離を縮めたくなるのは、誰もが持つ本能だからです。

足のつま先どころか体全体でこちらを向いている。それは、女性を受け入れたいという奥手男子の心の表れでもあります。

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■恋愛のハードルを下げてあげることが肝心

奥手男子が恋愛に逃げ腰になるのは、成功体験が少ない分、「男なんだから女性を引っ張っていかなければいけない」「自分がリードしなければいけない」など、恋愛に対して頭でっかちになっているのが原因でもあります。

自信のなさからそれらを重荷に感じ、「自分は女性と付き合う資格なんてない」と思い込んでいることも。だからこそ、常に同じテンションで過ごせる女性には、がんばらなくてもいいんだという安心感を得ます。

奥手男子にとって、成就する恋愛はハードルが高く感じられるもの。そのプレッシャーを取り除いてあげることが、何より彼らの愛情を解放するコツです。自然体でいいんだよ、いつでもあなたを受け入れていますよ、という信頼を築けるかどうかが、奥手男子との恋愛を左右します。

焦らず気長に、彼らの恋心を育ててくださいね。

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