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「時」をテーマに、日本の美意識を伝えるポップアップ。

  • 2021.2.2
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日本古来から伝わる伝統技法を用いたうつわや金継ぎなど、「作家から受け継いで使うごとに自分のものにしていく」日本の美意識を伝えていくポップアップショップが、2月3日から伊勢丹新宿店にてスタート。

今回のポップアップショップのキュレーターを務める行方ひさこがセレクトした、陶芸家、二階堂明弘の作品。うつわ¥4,070〜(画像のうつわは参考商品)

参加するブランドや作家は、明治8年創業の、日本でいちばん古い歴史を持つ手作り茶筒の老舗「開化堂」、佐賀県の伊万里港を望む高台に窯を持つ「文祥窯」、明治42年京都に創業した「堤淺吉漆店」など錚々たる顔ぶれ。また、今回のイベントでは、ブランディングディレクターの行方ひさこをキュレーターに迎え、彼女自身が日本各地を旅して出合った、世代を超えて受け継がれてきたものや、人の目に触れずに長い間眠っていたものなどをセレクト。行方ひさこの感性を通して、「時」をテーマに日本の美意識を紹介する。

ファンの多い京都の開化堂の茶筒は、いまも職人の手作業によって作られている。茶筒¥12,650~

金継ぎや磁器、用と美を兼ね備えた手作りの茶筒など、日本に伝わる独自の文化や物を大切に慈しむ気持ちは、いま、世界が意識するサステイナビリティに通じるもの。こうした伝統技法を、行方ひさこが解釈することで、これからの生き方にヒントを与えてくれそう。

行方ひさこが訪れた、大阪を拠点に活躍中の陶芸家、岩崎龍二のアトリエ。うつわ¥4,400~

金継ぎは、いま、世界的にも注目されている日本の伝統技法。欠けてしまったお気に入りのうつわを、漆を使って自分でも修復できる。金継ぎは壊れたものを「直す」というよりも、金継ぎの跡もひとつの味わいとして、新たなものとして生まれ変わらせるもの。

堤淺吉漆店の金継ぎコフレ。初めて金継ぎに挑戦してみたい人にもおすすめ。金継ぎコフレ¥13,750~

文祥窯で作られたうつわは、長年、多くの料理人に愛されてきた。3代目の馬場光二郎は、「きれいに仕上げてしまわずに、なりたいように」と、釉薬の垂れ、焼き上がりの際にできる黒点の存在や色ムラは個性であるとし、”この土地”で営む「文祥窯」らしいうつわづくりを目指している。うつわ¥2,750~

“時” 行方ひさこ会期:2/3(水)~2/18(木)会場:伊勢丹新宿店 本館4階 ザ ・ステージ #4tel : 03-3352-1111(大代表)*展示詳細、新しい情報など、随時プライムガーデンの公式インスタグラムで発信。@prime_garden_isetan_shinjuku

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