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「塩魚汁」ってなんて読む…?意外と読めない《難読漢字》4選

  • 2021.2.1
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意外と読めない、難読漢字を4つご紹介します。「塩魚汁」って、なんと読むか分かりますか?ヒントは、秋田県で伝統的なあの調味料。今回は、植物と調味料の難読漢字をご紹介します。

韮=にら

「韮」は「にら」と読みます。ネギ属の多年草で、緑黄色野菜のひとつとして知られています。古事記に「加美良(カミラ)」、万葉集に「久々美良(ククミラ)」、和名で「古美良(コミラ)と呼ばれていたことなどから、「ミラ(美辣)」と簡略され、「ニラ(韮)」に転訛したと言われています。

薄荷=はっか

「薄荷」は「はっか」と読みます。シソ科の多年草で、葉にメントールが含まれているのが特徴。「和種薄荷(ジャパニーズミント)」「緑薄荷(スペアミント)」「西洋薄荷(ペパーミント)」の総称です。漢名の「薄荷(はくか)」が転訛し、現在の「薄荷(はっか)」になりました。古くは、疲れ目や目ざめ草として使われていたことから、「目草」と呼ばれていたのだそう。

魚醤=ぎょしょう

「魚醤」は「ぎょしょう」と読みます。生の魚を塩で漬け込んで発酵させ、魚の旨味成分を凝縮させた調味料です。島国日本では、古くから調味料として使う伝統があり、秋田の「しょっつる」、能登の「いしる」、香川の「いかなご醤油」が、日本三大魚醤として知られています。タイでは「ナンプラー」、ベトナムでは「ニョクマム」と呼ばれています。

塩魚汁=しょっつる

「塩魚汁」は「しょっつる」と読みます。上記でご紹介した日本の三大魚醤のひとつ、秋田県で作られている魚醤が「塩魚汁」です。鰰(ハタハタ)を塩漬けにして発酵させた塩魚汁は、独特な風味が特徴。料理に入れるだけで、旨味とコクがアップします。「塩魚汁」とその原料である、「鰰」や野菜を入れた「塩魚汁鍋」は、秋田県の郷土料理として有名です。「塩魚」と漢字表記することもあります。

難読漢字いくつ読めた?

「韮(にら)」「薄荷(はっか)」「魚醤(ぎょしょう)」「塩魚汁(しょっつる)」、4つの難読漢字を紹介してきました。食べたことや使ったことがあっても、漢字になると読めない人も多かったのではないでしょうか。いい機会ですので、ぜひ覚えておいてくださいね♡

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