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牛乳石鹸の「カウブランド 赤箱」。じつは牛乳そのものは入っていない!?

  • 2021.2.1
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COW BRAND[カウブランド赤箱]第1回(全3回)

赤い箱に牛のイラストが入った石鹸といえば「牛乳石鹼」ではなく、正しくは「カウブランド赤箱」と言います。牛乳石鹼は社名なんですね。

おなじみの牛のマークは「商いは牛の歩みのごとく」という格言にならい、堅実な経営のもと誰からも愛される製品を提供しようという企業理念から生まれました。

さて、牛のイラストで社名が牛乳石鹼なので、てっきり牛乳が入っているものと思い込んでいる方がいるかもしれませんが、じつは牛乳そのものは入っていません。

入っているのはミルクバター(乳脂)。新鮮な牛乳から作られているミルク成分で、肌を保護する役割を担っています。肌にうるおいを与えるスクワランも含まれていて、キメの細かい濃密な泡が肌をやさしく包み、すべすべの肌に洗い上げてくれます。天然由来のうるおい成分配合で洗顔にもおすすめ。

その使い心地のよさに根強いファンが多い石鹸ですが、近年は女性たちの間でレトロかわいいそのパッケージデザインが話題を呼んでいます。固形石鹸はお母さんやおばあちゃんなど上の世代が使うもの、というイメージをくつがえし、赤箱ブームはまだまだ止まりません!

今では幻のピンク箱が製造されていた時期も!?

日本が不景気だった1974年(昭和49年)、世の中を少しでも明るくしようと赤箱からピンク箱に変えたことがありました。すると、売り上げが激減。これはいけないと、2年後に色を赤に戻したという知られざるエピソードも。

昔ながらの釜だき製法が、やさしい使い心地のヒミツ

牛乳石鹼では肌へのやさしさにこだわって石鹸を作り続けています。石鹸作りのカギともいえるニートソープ(石鹸のもと)作りには、発売当時から続けている「釜だき製法(けん化塩析法)」を取り入れています。

直径4m、深さ5mで容量60㎥という大きな釜が両側に並ぶさまは壮観です

「釜だき製法」は高品質の天然油脂を主原料にして、約1週間かけてじっくりと熟成させてニートソープを作る製法です。

昔ながらの釜だき製法は手作業が多く、熟練職人の目と技もカギになります。手間暇を惜しまないこの工程が赤箱のやさしさの“要”なのです。

細かな作業を職人の手で行ない、熟練の技術が必要となるため手間暇もかかりますが、天然油脂由来の良質な成分が“天然うるおい成分”としてたっぷり含まれるため、肌あたりのよい石鹸が出来上がります。

工場入口に赤箱・青箱の扉を発見!

大阪市鶴見区にある安田工場には赤箱・青箱のパッケージが描かれた扉が。これは従業員たちが休憩時間などを利用して描き上げたもの。

釜だき製法がフワモコな泡立ちを実現

液体石鹸や泡のソープに慣れ親しんでいる人が多いかもしれませんが、固形の赤箱石鹸の泡立ちも並大抵ではありません。

ひっくり返してもすぐに落ちないほどモチモチ

キメの細かいもっちりとした泡立ち、肌当たりのやわらかさは、手間を惜しまない丹念な作業の賜物なのです。

石鹸はできたてを袋で包んで乾燥防止

石鹸はピロー包装された状態で箱に入っています。水分や香料の揮発を抑えられ、作りたてのフレッシュな状態が長持ちします。未開封なら製造から3年を超えても品質をキープ。

※表示価格は税抜き[LaLa Begin 2021年 2-3月号の記事を再構成]写真/武蔵俊介 イラスト/水谷慶大 構成・文/名知正登 ※掲載内容は発行時点の情報です。

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