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自慢ばっかり! 男のマウンティングはこうやって撃破せよ!

  • 2021.1.31
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男はマウンティングの生物です。俺はすごいんだぞ、お前より優位にいるんだぞ、こんなに上にいるんだぞ……ああ自慢ばかりめんどくさい! けれど嫌がられているのに気づかないのも、男という哀しい生物の性なのです。今回は、そんな「マウンティング男子」と遭遇したときの必殺テクニックを紹介します。

■男のマウンティングとは?

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「マウンティング」という言葉をご存じでしょうか? 近年、あちこちで耳にするようになりました。

・とにかく自慢話ばかり
・相手のことを見下した発言をする
・どんな話題でも張りあってくる
・「俺の給料が……いくらだと思う?」
・「こないだ部長にほめられてさ」
・「ていうか、お前大学どこだっけ?」
・「だからお前はダメなんだよ、俺なんて……」
・「いま抱えてるプロジェクトがさ……」

つまり「自分の方が上なんだぞアピール」のことです。ここでまで直球でなくとも、さりげなく匂わせたり、お前のためを思ってるんだという恩を着せながらパターンまであります。

言ってしまえば、ゴリラが胸を叩きながらウホウホ吠えるようなものです。ライオンのたてがみやクジャクの羽根のように、まわりに「自分の方が優れた生物なんだぜ」と見せつけているのです。

このように考えると「あらかわいい」で済みそうですが、そうもいきません。他人の「すごいですよアピール」なんて百害あってなにもなしだからです。面倒くさいし不愉快です。

そして、基本的に、マウンティングをする本人に自覚はありません。彼らはナチュラルに生物的本能をむき出しにしているのです。恐ろしいことです。エゴの奴隷です。

とはいえ「不愉快だからやめてください」ということもできません。大衆の面前でプライドを傷つけられた男は、手負いの獣同様、なにをするかわかったものじゃありません。中途半端につついても、さらなるマウンティングを返してくるだけでしょう。

ここでは、そうしたマウンティング男子に出会ったときの対抗策をお教えします。銀座のホステスに「男をたぶらかす魔法のテクニック」として教わったものです。

■マウンティング男子は「さしすせそ」で撃破すべし

その銀座のホステスは、いわば天性のマウンティングハンターでした。このテクニックで、あらゆるマウンティング男子をペットのように手なずけていました。

銀座ですから、むしろ男子なんて生やさしいものでありません。大銀行の頭取や、有名企業の役員、与党の政治家やら……並みいる男のマウンティングトークをこれで撃破していました。

彼らの「どうだ、俺はすごいだろう?」というスタンスを、まるで赤子の手をひねるようにあしらってみせます。もちろん熟練の成果もありますが、それほど強力なわけです。

彼女(マウンティングハンター)は、たとえ、どんな偉い御仁がマウンティングトークをくりひろげようとも、以下の「さしすせその法則」を徹底していました。

・「さ」さすが!
・「し」知らなかった!
・「す」すごい!
・「せ」センスありますね!
・「そ」そうなんだ!

「最後に『!』をつけて、ややアホっぽくするのがコツやねん」と、その関西出身のホステスは言っておりました。もちろん、そこまで必要かどうかは、キャラクターによるでしょう。

大事なのは「相手を肯定しながらプライドをくすぐること」です。ようするに「相手の言われたいことを言ってあげる」わけです。

タイミングよく放たれた「さしすせそ」はゴルゴ13のライフル狙撃のようなものです。マウンティング男子は「でへ」という顔を見せることでしょう。

なれると男のマウンティングをいなしながら、手はハイボールを作って、頭のなかで夕飯の準備まで考えることができるそうです。

そして最後に、そのホステスは「これが奥義やねんけど」と笑顔で教えてくれました。

「それでな? もし、そのお客さんが迷惑な人やったら、さしすせそを使いながら、ちょっとずつ顔をつまらない感じにするねん。そしたら自分から気づくようになるわ。最後には、恥ずかしくなって自慢せえへんようになるねえ」

ここまでくるとマウンティングハンターも必殺仕事人です。ふと背筋も寒く……だらだら自慢する男子のマウンティングなんて、かわいいものだと思わされた瞬間でした。

■マウンティング男子の正体

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とはいえ、マウンティング男子が世に絶えることはありません。今日も街を歩けば、出勤すれば、合コンに参加すれば……男たちは懸命に「俺はこんなにすごいんだぜ!」と声を大にしています。

そんなときは、なにくわない顔して「さしすせそ」で撃破してやりましょう。真面目に対応して、心をすり減らすだけ損になりますから。

もし、カチンときたときは、こう考えてやればいいのです。永遠の理想の女性、オードリー・ヘップバーンが遺した名言です。

「威張る男性は、要するに、まだ一流ではないということなのです」

それだけのことです。同じ土俵に立ってはいけません。こちらは一流の淑女らしく「ごめんあそばせ」と、ティファニーで朝食でも食べながら、さらりと流してやりましょう。

さらにモードの女王、ココ・シャネルはこのように言っています。

「男は子どものようなものだと心得ている限り、あなたはすべてを知っていることになるわ」

そうです。これこそ真理です。ちなみにシャネルは100年前のパリにて、ピカソやダリやコクトーや、なみいる貴族王族をベタ惚れさせた女性でもありました。

男のマウンティングとは「少年のアピール」なのです。

「こんな大きなカブトムシを捕まえたんだよ! 見て!」
「ピーマンを残さず食べたよ! すごいでしょ!」
「ちゃんと夏休みの宿題できたよ! ほめて!」

これの延長です。マウンティングする男なんて、5歳の少年が、そのまま図体だけ大きくなったようなものです。未だに、お母さんにほめてもらいたくて仕方ないのです。

だとすれば……マウンティングも「かわいい子どものアピール」に感じられませんか?

マウンティング男子を恐れてはいけません。

むしろ彼らは甘えたがりの子どもです。いわばマザコンなのです。それを理解した上で、あえて上手にふるまってやる……そうすれば優位に立てるというものです。

彼らに対し、子どもじみたマウンティング合戦で勝ちたいわけでありませんよね?

それこそ子どもの発想です。表向きは男のメンツを満足させてやりつつ、最終的に、おいしいところに転がしていく――これぞ、大人の女性がマウンティング男子と遭遇したときにストレスを感じない、賢い対策のひとつだと思います。

※ この記事は2017年9月24日に公開されたものです。

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