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髪の成長と薄毛予防にカフェインが効く?毛髪学のプロが解説

  • 2021.1.31
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カフェインが目覚めに効果があるというのは周知の事実だけれど、カフェインが今ヘアケア業界を席巻しているというのをご存じだろうか。

カフェイン入りのシャンプーやコンディショナー、トリートメントなどが相次いで発売されているが、これはSNSで話題になっているその他の成分とは異なり、“カフェインが髪にいい”という強力な科学的根拠に基づいているからのよう。

主なポイントは、カフェインが頭皮への血流を刺激するということ。NYやフロリダに店舗を構えるヘアサロン「Paul Labrecque Salon and Skincare Spa」で、毛髪学者兼カラリストとして活動するブリジット・ヒルさんによると、「カフェインは頭皮への血流を促進する」そう。

血液は頭皮に酸素や栄養素を供給し、頭皮の健康を維持するためにとても重要。遺伝や食事などが原因で酸素や栄養素が十分に行き届かなくなると、毛包や髪が傷つき、乾燥し、薄毛や抜け毛を招いたりする。そのため、カフェイン入りの製品を毎日のヘアケアに取り入れることが注目されているという。

また、NYにある「Hudson Dermatology and Laser Surgery」の創設者で皮膚科医のダヴァル・バヌサリさんは、カフェインは抜け毛に関連するホルモン「DHT(ジヒドロテストステロン)」を自然に抑制すると説明する。

カフェインには毛髪を継続的に成長させる効果があり、世界各国で市販されている育毛剤に配合されている成分「ミノキシジル」のような働きをするそう。つまり、カフェイン入りのヘアケア製品を薄毛予防の一環として使うことで、髪がより長く、強く、健康的になると見込めるというわけ。

ただひとつ注意すべき点は、カフェイン入りの製品は、約3カ月間連続で使用して効果が現れるということ。また、コーヒーや紅茶、緑茶をたっぷり飲んだからといって髪の成長が一気に加速するわけではないし、逆にカフェインのとりすぎは体にもよくない。でも、毎朝スターバックスを飲む習慣を後押ししてくれる豆知識として、心の隅に留めておいてよさそう。

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

Photos: Getty Images Translation: Masayo Fukaya From COSMOPOLITAN

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