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大人な街のミニシアター「YEBISU GARDEN CINEMA」で、休館前最後の映画体験を

  • 2021.1.29
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2015年3月に開業した、恵比寿ガーデンプレイス内にあるミニシアター「YEBISU GARDEN CINEMA(エビスガーデンシネマ)」。映画を見るだけでなく、映画好きにはたまらないインテリア、ゆったりとした時間が流れるカフェ、ミニシアターとは思えない充実の設備が魅力で、何度も訪れたくなるような、映画ファンに愛されている映画館だ。そんなYEBISU GARDEN CINEMAが、恵比寿ガーデンプレイス内の改装に伴い、2月28日(日)をもって一時休館をする。これまで訪れたことがある人も、そうでない人も、この機会にぜひ良質な“映画館体験”を味わおう。

恵比寿の街と一緒に楽しむ、至極の映画館

YEBISU GARDEN CINEMAは、「&CINEMA~五感で、街と一緒に、新しい映画館の楽しみ方を見つけよう~」というコンセプトのもと、恵比寿ガーデンプレイスを中心に味わえる、ショッピング&CINEMA、食&CINEMA、アート&CINEMAなど、様々なコンテンツと連動した新しい企画をこれまで発信し続けてきた映画館だ。

世界中から選りすぐられた文化の薫り高い映像作品は、恵比寿という成熟した大人の街に集まる映画ファンを唸らせるほどのものばかりで、映画のみならず演劇・ミュージカル・コンサートなどの舞台を、スクリーンで体験できる映像配信も人気企画の一つ。

劇場内のいたるところには、映画のポスターや名シーンの写真、上映作品の関連資料、チラシ、雑誌の切り抜きなど、およそ小さな美術館並みの資料がずらりと飾られている。映画を見る前のワクワクした気持ちとともに、もしくは映画を見た後の没入感とともに、飾られたポスターたちを眺めるのも充実のひと時になるだろう。

また、劇場の片隅にはおしゃれなメニューが揃ったカフェも併設。ポップコーンなどの映画館定番メニューと反して、ワンハンドで食べられるスティック状のソレントピザ、ハーブやフルーツを使用した有機ナチュラルシロップのソフトドリンクなど、こだわりのオリジナルフード&ドリンクが提供されている。カフェスペースにある本棚には映画関連書籍が並び、自由に読むことが可能。映画を観るだけでなく、じっくり、ゆったりと映画について堪能するカフェタイムはこの映画館ならではの特別な体験だ。

休館前最後に上映される作品『わたしの叔父さん』

そんなYEBISU GARDEN CINEMAの休館前最後に上映される作品がフラレ・ピーダセン監督の長編2作目、『わたしの叔父さん』だ。

デンマーク・ユトランド半島の美しい農村を舞台に、父娘のように暮らしてきた叔父と姪に訪れた人生の転機を、優しいユーモアを交えながら描く人間ドラマ。主演のクリス役のイェデ・スナゴー氏と、叔父役のペーダ・ハンセン・テューセン氏は実際の叔父と姪の関係だ。さらには、舞台となる農場はテューセン氏が実際に暮らす農場となっており、ピーダセン監督の「家族の関係を日常にひそむユーモアとともに」描いている作品スタイルをよく表している一作といえよう。

動画配信サービスなど、家で映画を観る機会が増えた今だからこそ、映画館を訪れる一日はより特別に過ごしたい。YEBISU GARDEN CINEMAはそんな映画ファンの気持ちを満足させてくれるスペシャルな映画館だ。恵比寿の街を訪れ、じっくりと時間をかけて映画館を味わうことで、心を満たす至福の時間を手に入れよう。

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