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「身体に良いアブラ」と「悪いアブラ」、区別できてる?

  • 2015.6.6
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アブラには「油」と「脂」の二種類の文字がありますよね。植物性のアブラは「油」、動物のアブラは「脂」と記されます。

油だから身体に良い、脂だから身体に悪いといったことではなく、その質や食べる量によっても身体に良いか悪いかが分かれてきます。体内に蓄積させたくない脂肪ですが、体脂肪が増えやすいアブラと増えにくいアブラの区別ができれば、ダイエット中でもきちんと身体に良いアブラが摂取できるようになるかも。

良し悪しの区別は?

どうしても動物性の脂は身体に悪いイメージがありますね。でもそうでもないようです。

例えば魚はDHAやEPAが含まれ、血中のコレステロール値を下げてくれる不飽和脂肪酸があります。また、牛や豚、鶏などの肉類は飽和脂肪酸として血液がドロドロになりやすいと言われています。だからといって魚の脂はOK、と食べすぎるのもよくありません。魚は海の生き物で、毎日食べすぎると水銀の摂取過多になる恐れもあるので、ほどほどが良いそうです。肉類にいたっても、実は人間の体温と関係して、動物によって血液に溶けにくい脂とそうでない脂というのがあるようなんです。

体温によって選んでみる

人間を含め、動物・生き物は種類によってそれぞれ体温が違います。人間は通常36度の体温があり、体内の温度はおよそ37度ほどと言われています。そして気になる牛・豚・鶏の体温ですが、牛はおよそ38.5度ほど、豚は39度、鶏は42度もあります。また、魚は環境により体温を著しく変化させるようです。

ご存じのように、温度が低いと脂は固まるのですが、温めると溶け出します。特に魚の脂は、人間の体温である36度になると溶けやすいため、体内にとり入れても血液をドロドロにするような事態が起こらなくなります。しかし、牛・豚・鶏の体温は人間の体温よりも高いため、脂が体内で溶けにくいようです。

食べ方に気をつける

先ほどのように比較をしてみると、牛の体温は他の動物と違い人間に近く感じられますよね。それでも38度以上は人間にとって高温に感じる体温です。肉の脂をとるときは、なるべく調理したてのものを、少しずつゆっくりと体内にとり入れるようにすると良いかも。一気にとり入れると脂が体内に溜って溶けにくくなり、処理が難しくなってしまいますよね。そのため、肉類はあまりたくさん食べすぎないよう気をつけましょう。また、鶏の体温にいたっては40度以上もあります。一見肉類の中でもヘルシーそうですが、鶏を食べる場合は脂身が少なめな胸肉やささみなどを食べましょう。高たんぱくで栄養価も高くなります。

食べ方を工夫すれば、肉類も良い栄養源になりますよ。

アブラは必要

アブラが体内で溶けなかったら……と考えると摂取するのが怖くなってしまうダイエッターの方もいると思います。アブラの摂取は、細胞膜やホルモンの生成にかかわってきます。アブラをとらなければ人間は生きていくことができない、というほど重要な栄養源。ダイエット中もしっかりととり入れておかないと、体内組織に悪影響が出てきたり、ホルモンバランスが崩れてイライラやモヤモヤ、さらにやけ食い、なんてことも。

動物の肉だけでなく、魚を食べればカルシウムや亜鉛、鉄分など様々な栄養もより摂取しやすくなります。またオリーブオイルや亜麻仁油、ナッツ類といった植物由来の油ももちろん、体内に必要なアブラを摂取することができます。毎日の食生活の中から、自分に合ったアブラをしっかりととり入れていきましょう。