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ノンカロリーの炭酸飲料をアルコールと混ぜるべきではない理由

  • 2021.2.1
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週末に街へ出かける前に、アルコールと混ぜる物についてちょっと考えてみよう。それが何であるかで、酔いが増してしまうかもしれない。アルコール依存症専門誌『Clinical & Experimental Research』に発表された新たな研究によると、カロリーオフの炭酸飲料とアルコールを混ぜて飲むと、より酔いやすくなってしまうことがわかったそう。今回はこの内容をアメリカ版ウィメンズヘルスからご紹介。

アルコール&ノンカロリー炭酸飲料、アルコール&通常の炭酸飲料、ウォッカの香りつき通常の炭酸飲料の3種から1つを被験者に飲んでもらい、呼気中アルコール濃度を測定した結果、アルコール&ノンカロリー炭酸飲料を飲んだ人たちは、アルコール&通常の炭酸飲料を飲んだ人たちに比べて、血中アルコール濃度が18%高かったとのこと。

「アルコールをノンカロリー炭酸飲料と一緒に摂取すると、カロリーや砂糖がないため、胃の中には消化する物が何もない状態です。アルコールは胃を通過し、小腸に早く到達。血流も早くなります」と話すのは、ノーザン・ケンタッキー大学助教授かつ研究著者、セシル・マークジンスキ医学博士。なるほど、通常の炭酸飲料に含まれる砂糖は胃の中で、食べ物同様に扱われているってわけ。「砂糖やカロリーを消化することで、アルコールの素早い血流吸収を遅らせることができます」

一番確実なのは? 混ぜるものはカロリーのある飲料をチョイスすること。「カロリーを消費できるか気になるのはわかりますが、ほんの何カロリーか余分に摂取することより、血中アルコール濃度を高めてしまうことの方が、体や脳、肺にとって有害だと思います」とマークジンスキ博士。血中アルコール濃度を抑えるための別の方法は、アルコール摂取するときは食事も一緒に。そしてアルコールとノンアルコールを交互に飲むことを試してみて。

※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Alexandra Duron Translation: Asami Akiyama

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