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花粉症でくしゃみ連発は肩身狭いコロナ禍で人目気になるも我慢できないし...

  • 2021.1.27
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電車内でのくしゃみ、気になりますか(写真は本文とは無関係)

花粉症を持つ人にとって辛い季節が近づいてきた。日本気象協会が運営する「tenki.jp」は、2021年の花粉シーズンは2月上旬にスタートすると予測している。

製薬会社「ノバルティス ファーマ」が1月22日に発表した調査によると、新型コロナウイルス感染症流行後、他人のくしゃみが気になる度合が増したという人は80.3%に上る。人前でのくしゃみ、花粉症に悩む人はどうするだろうか。

「無音」でくしゃみも結構大変

J-CASTトレンドは、花粉症の人に取材した。

東京都に住む20代の男子大学生は、耳鼻咽喉科で処方された抗アレルギー効果のある点鼻薬を使用している。薬を使わずに外出すると「何度もくしゃみが出る」。なお新型コロナウイルスが流行する前から、花粉シーズン中はエチケットとしてマスクを着用している。

一方で点鼻薬を使っていても、電車内などでくしゃみが出ることも。周りの目をどう思うか聞くと「我慢できないので、仕方がないとは思っています」と話した。一方で周囲への配慮として、くしゃみが出た際には「うつむいてマスクの上から口元を抑えています」と明かした。

都内在住で、ベンチャー企業経営者の20代男性は、1時間あたり4回ほどくしゃみが出るそうだ。薬は服用していない。コロナ禍であっても、人前でくしゃみは出る。ただ、周囲の目については「あまり気にしていない」と話す。

電車の中でくしゃみして、他人から嫌な顔をされる場合があると、男性は言う。さらに続けて出た時には、「オーバーリアクション気味に壁の方を向いて」くしゃみをしていている。また職場ではトラブルを避けるために「『花粉症がつらい』と、事前に大きい声で宣言しています」。

神奈川県の20代会社員女性は、内科で処方された抗アレルギー剤を服用。ただ、症状を抑えてもくしゃみはでる。以前から、人前でのくしゃみの際には周囲の反応を気にしていたが、コロナ禍により「輪をかけて気になるようになりました」。

この女性は、これまでの経験から音を立てずにくしゃみできるという。周囲への配慮から、電車内では音を出さないよう意識している。ただ、無音でのくしゃみは腹筋などに負担がかかる。「何度も無音でくしゃみしていると、しんどい」と明かした。

花粉症だと理解してもらう

花粉症によるくしゃみ、我慢しようにも自力で完全に止められるわけではない。何か対策があるだろうか。

例えば周囲の目を気にする人に向けては、花粉症であることをアピールするためのバッジやマスク用スタンプも市販されている。花粉症だと理解してもらえば、周りの人も安心するだろう。

なお先述した調査の中で、日本医科大学大学院の大久保公裕教授は、花粉症の症状が新型コロナウイルスの感染リスクにつながるとし、「重症度に応じた治療法を選択し、今年はしっかりと症状の発現を抑えるように努めましょう」とコメントしている。

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