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【佐々木依里のメディテーションジャーニー】慈悲の瞑想で心の土台づくり

  • 2021.1.25
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先日、2度目の緊急事態宣言が発令されたことを受け、ウィメンズヘルスで何か心のサポートができないかと、声をかけて頂き少しでも皆様の不安が和らげばとIG LIVEにて慈悲の瞑想を配信しました。

私が365日欠かさず行っている慈悲の瞑想は、自分を大切にし、他者を思いやる気持ちを育む瞑想です。

この地球そして宇宙にあるものは全てはお互いに助け合い、依存しあって存在しているにもかかわらず、私たちは「ともにある」ことを忘れ、まるで自分1人で生きているように感じてしまうこともしばしば。

不安を感じる時、何かがうまくいかない時、慈悲の瞑想がおすすめです。

慈悲とは生命に対する思いやりと、苦しみを和らげてあげたいと思う気持ち。

心の土台は、一回で固められるものではありません。回数を重ね継続することで、確かな変化を感じ取れるでしょう。自分と他者に送った思いやりはあなたの行動や習慣に変化し、あなたの在り方に影響します。覚えてしまえば3分程度で実践できますので、そっと目を閉じて慈悲のひとときを感じてみてください。

おすすめの場所:電車の中、休憩時間、おやつタイム、バスタイム、どんな場所でも可能です

慈悲の瞑想実践方法

1. まず呼吸を整えます

2. 自分や大切な人など、慈悲の瞑想を語りかける人を目の前にイメージして行います。

リラックスした姿勢、寝ていても座っていても立っていても構いません。

目を軽くとじ下記のフレーズを心の中、もしくは声に出して語りかけてください。

————慈悲の瞑想————-

(自分をイメージして語りかけます)

わたしが幸せでありますように

わたしが全ての苦しみから解放されますように

(好きな人、大切な人、尊敬する人をイメージし

大切に思っている人の名前や呼び方を入れて語りかけます)

〇〇が幸せでありますように

〇〇が全ての苦しみから解放されますように

(今日道ですれ違った人、名も知らない誰かを思い浮かべ語りかけます)

その人が幸せでありますように

その人が全ての苦しみから解放されますように

(嫌いな人、苦手な人を思い浮かべ、名前や呼び方を入れて語りかけます)

◯◯が幸せでありますように

◯◯が全ての苦しみから解放されますように

(生きとし生けるものすべての生命、地球全体に慈悲を送ります)

生きとし生けるものすべてが幸せでありますように

生きとし生けるものすべてが苦しみから解放されますように

————————————-

慈悲の瞑想は仏教から伝わる瞑想で、上記の文言は実践しやすいように現代語に置き換えたものです。

自分や他者を思いやる気持ち、そして苦手な人にも慈悲を実践することはとても難しいことです。最初は、苦手な人の顔を思い浮かべることすら苦しく感じます。苦手な相手に憎しみではなく、慈悲を送る。これには大きな意味があります。

人間は無意識のうちに自分が考えたことや感じた反応で、他者をカテゴリー分けしています。この人は好き、この人は嫌い、この人はどうでもいいなど。

しかし、慈悲というのは思考や感情の反応を越えた先に存在するもっと大きな全てを包み込む思いやりなのです。

最初は難しいですが、繰り返すうちに、好きや嫌いを超越した、ここに共にあることへの感謝が感じられるようになります。最初は、抵抗あるフレーズも回数を重ねるごとに変化が生まれてくるかもしれません。1日のスタートや締めくくりにもおすすめの瞑想です。

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