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ヒヨコ豆、食品ロス......2021年の7つの食トレンドとは。

  • 2021.1.23
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ファッションと同様、食べ物もまたトレンドの影響を受ける。2021年は新型コロナウイルスによる激動の日々に呼応するかのように、癒やしをもたらす食アイテムがランクインしている。

つらかった1年から私たちを癒やしてくれる食のトレンドとは。photo:iStock

ジェットコースターのような月日を経て、私たちは自然と新たな食習慣を受け入れるようになった。さまざまなことのあった2020年は、食にも確実に劇的な変化をもたらすだろう。アメリカの巨大スーパーマーケット、ホールフーズマーケット(Whole Foods Market)とSNSのピンタレストは、21年に私たちの味覚を魅了するであろう食のトレンドを明らかにした。免疫システムを強化したいという願いや食品ロス対策、また食事中にお酒をあまり消費したくないなど、21年は食の健康志向が高まりそうだ。

2021年のスターフード、ヒヨコ豆。

繊維、ビタミン、ミネラルが豊富なヒヨコ豆は21年のスターフード!新型コロナウイルスの影響が際立った20年を経て、私たちは免疫システムを強化してくれるマメ科植物の食品をもっと消費する必要性を感じている。ヒヨコ豆は理想的な食品であり、昔ながらのフムスやファラフェルなどでもよく知られている。ヴィーガンクッキングにおいて卵に完全に置き換わるアクアファバ(ヒヨコ豆の煮汁)やヒヨコ豆粉、ヒヨコ豆の豆腐、そして驚くべきことにヒヨコ豆のシリアルまで存在するのだ。新たなトレンド、ヒヨコ豆を試してみては?

隠し味になる、新たな植物性オイル。

エキストラバージンオリーブオイルはここ数年、私たちのキッチンで最も優秀なアイテムとして君臨してきた。しかし21年、この人気はライバルのナッツオイルとパンプキンシードオイルに取って代わられるかもしれない。ナッツオイルはほのかにビスケットの香りがするし、パンプキンシードオイルは新鮮なマルメロやチキンスープのような香りがする。これらの香り高きオイルを数滴加えるだけで、グルマンサラダ(美食家風サラダ)のヴィネグレットソース(酸味の利いたソース)にアクセントをつけたり、お気に入りの温かい料理に風味を加えたりすることができる。

食品ロスを抑える料理。

残った食材で料理してみない?消費者は食品ロスの削減に関心を持っており、それが実行できれば満足感も得られる。長く味わえるリンゴの皮のフリッターや、ニンジンの皮を使ったチャツネなどは食品ロスを減らすのに役立つレシピだ。来年は、食品丸ごと消費し、何も捨てないというスローガンに従ってみよう。目標は25年までに食品ロスをなくすことだ。キッチンでクリエイティビティを倍増させる優れた課題である。

アペリティフの内容を変えてみる。

アペリティフといえば、私たちはチーズやさまざまな種類の加工肉(ソーセージ、ハム、サラミなど)を盛り合わせたアペリティフプレートを準備し、そこにおいしいオリーブとパンのスライスを添える。いっぽう、Y世代(90年代前半生まれ)とZ世代(90年代後半〜2000年代生まれ)のアペリティフのコンセプトは従来のものとは異なる。21年は、キャンディやチョコレート、フルーツ、さらに朝食用の甘いスプレッドなど甘いもので盛り付けられたプレートが人気を集めそうだ。さらに食欲旺盛ならタコスなどもよいだろう。言うまでもなく、20〜35歳のグルメな人々の日中の食卓で人気に火がつきそうだ。

コーヒーを料理に採用。

困難なこの時期、コーヒーが同僚とのオフィスでのおしゃべりをふと懐かしく思い出させる。そんな同僚との時間がないいまも、焙煎したコーヒー豆の香りは脳裏に焼き付いている。コーヒーのパワフルなアロマはコーヒーカップを飛び出し、おいしく芳しい料理にも用いることができる。高級レストランのメニューに出てくるようなホロホロ鳥のコーヒー風味や、アカザエビのコーヒー風味のサヴァイヨンソースがけももちろん魅力的だ。忙しい人は、コーヒーをスムージー、ヨーグルト、シリアルバーに混ぜてもよいだろう。

スパイシーな料理を自由に楽しむ。

味気ない料理にサヨナラを告げて味覚を刺激するため、トウガラシを利かせたエビのソテーやエスプレット(フランス南西部の地域で生産されるトウガラシ)を利かせたトマトのクランブルなどを試してみてほしい。手短に言えば、21年、スパイスは新たな“umami(旨味)”となる!いま注目されているのは、ハラペーニョ(メキシコ原産の青トウガラシ)、ケイジャン(アメリカ南部ルイジアナ州の料理)、辛いスパイス数種類のアソートメントだ。スパイスが注目される背景には、黒ニンニク、日本の胡椒として知られるサンショウの実、チョリソーを彷彿とさせる香りが特徴のスモークパプリカパウダーなどの人気もある。

ソフトドリンクの台頭。

より多くの喜びを得るため、アルコールは少なめに。特にミレニアル世代の人々の間では、ノンアルコール飲料の人気傾向が勢いを増している。皆の健康を願って新年を祝うため、赤い果物を入れたサングリア、野菜のカクテル、ノンアルコールビールなどのドリンクを選んでみよう。

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