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放置してたら大損確定?!思わずゾッとする保険の失敗談

  • 2021.1.22
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医療保険や養老保険などは、「勧められるまま加入して、そのまま払い続けている」という人も多いのではないでしょうか。保険は万が一のときに役に立つ一方、意外と大きな出費になる場合もあります。
今回は、保険で気づかないうちに損をしていた筆者の知人3人の失敗談をご紹介するので、保険の加入や見直しの参考にしてみてください。

付き合いで学資保険に加入、返戻率の低さに後悔

まずご紹介するのが、「何も分からないまま子供の学資保険に加入し、今は少し後悔している」という、筆者の知人Aさんのお話です。

妊娠時、学資保険のことまで考えていなかったAさん

20代後半で結婚したAさん夫婦は、結婚当初、家計やライフプランについてあまり深くは考えていませんでした。そしてそのまま、結婚して1年後には子宝に恵まれます。妊娠してからも今後の家計について夫婦で話し合うことはなく、「とりあえず何か学資保険に入ればいいかな」と漠然と考える程度でした。

さらにご主人が転勤族だったこともあり、子育てや教育費についてアドバイスしてくれる知り合いも、周囲にいなかったAさん。「今思えばあのとき、子育てや教育費についてもっと自分で情報収集しておくべきでした」と語ります。

第一子を出産直後、知人にいわれるまま学資保険に加入

その後、Aさんは無事に第一子を出産します。里帰り出産だったため、産後2ヶ月ほどは子供と一緒に実家に身を寄せていました。そんなAさんのところに、地元の友人や親せきが多数お祝いに駆けつけてくれます。

ある日、お祝いに来てくれた近しい親戚のひとりが切り出したのが、学資保険の話でした。子供の学資保険について漠然としか考えていなかったAさんは、「ちょうどよかった」と思い、勧められるままに学資保険に加入してしまいます。

後々、もっと返戻率のいい学資保険があると知りショック

「学資保険も入っているし、これでひとまず安心」と考えていたAさん。ところが数年後、子供の小学校入学のタイミングで教育費について改めて調べてみて、後悔することになりました。

学資保険にもいろんな種類がある、自分が選んだ保険は支払い額に対して戻ってくる金額の割合、いわゆる返戻率があまりよくないことを知ったのです。「今さら保険を変えることもできず、結構大きな損をしました」とAさんは語ります。

積立型保険を選ぶときは複数の会社を比較してから

学資保険に限らず、積立型保険は保障内容や返戻率が保険によって異なります。また、どの保険が自分に合っているかは、補償内容を重視するか貯蓄性を重視するかによっても変わるものです。

しかも積立型保険は、途中解約すると返戻率が下がるため、途中で変更しにくいという特徴があります。Aさんのように「他にいい保険があったのに」と後悔しないためにも、積立型の保険を選ぶ場合は一社から選ぶのではなく、必ず複数を比較検討するようにしましょう。

保険の支払い額が月4万!普通に貯蓄したほうがよかった…

続いては、独身時代に加入していた保険を見直したことで、必要以上に掛け過ぎていたことに気づいたという、筆者の知人Bさんのお話です。

「もしものために」といろんな保険に加入したBさん

大手企業に就職し、そこそこの収入があったBさん。26歳のときに自身の母親が病気で入院したことを機に、「自分にも、もしものことがあったら…」と考えるようになりました。

そんなBさんの元を、保険会社の営業職員がタイミングよく訪れます。保険について何の知識もないうえ、将来への不安ばかりが募っていたBさんは、勧められるままにいろんな保険に加入しました。

月4万の保険料を支払い続けた独身時代

一般的な医療保険はもちろん、がん保険や養老保険など数種類に加入したBさん。さらに一社だけでなく、他にもよさそうな保険を自分で見つけて次々に加入します。保険料の総額は、月4万円近くにものぼりました。しかし収入のよかったBさんは、それに疑問を持つこともなく毎月支払い続けたのです。

結婚を機に保険を見直し、「無駄に払っていた」と後悔

その後、今のご主人と出会いめでたく結婚したBさん。結婚を機に「家計管理」という概念が芽生え、保険も見直してみることにしました。そこで初めて、自分が保険料を必要以上に払っていたことに気づいたのです。Bさんは事実に気づきゾッとすると同時に、「普通に貯蓄していれば、どれだけの金額になっていたことか…」と後悔しました。

掛け捨てタイプの保険は本当に必要かどうか吟味して

Bさんのように、社会人になって自分で保険に入る人は少なくないでしょう。しかし、「もしものために」と加入している保険も、よくよく見直してみるとそこまで必要ではないケースや、状況が変わって必要ではなくなる場合があります。

特に掛け捨ての保険は、「万が一」が起こって初めて役に立ちます。そのため保険の加入を考える際は、本当に必要な保障かはもちろん、保険料を支払うのと貯蓄や投資に回すのとではどちらが効率的か、などもしっかり検討することが大切です。

え、保険下りないの?!保険内容を把握していなくて…

最後は、もしものときのために入っていたはずの医療保険が、肝心なときに役に立たなかったという、筆者の知人Cさんのお話です。

社会人になってから、医療保険を長年払い続けていたCさん

大学卒業後、就職して親元を離れたCさん。「これからは自分のことは自分でしなければ」という想いもあり、万が一のための医療保険に加入しました。「どの保険も同じだろうと内容は大して確認せず、なるべく安いものを選んだんです」とCさんは語ります。

月々の保険料が「お守り代わり」と思える程度の金額だったこともあり、その後も保険料を払い続けたCさん。気づけば10年以上が経ち、支払った保険料も合計すれば20万円以上と、それなりの金額になっていました。

ついに入院する機会が来るも、日数不足で保険が下りず

そんなある日、ついに入院する機会がCさんに訪れます。入院自体はもちろん喜ばしいことではありませんが、「長年入っていた保険がついに役に立つ」とCさんはポジティブに考えていました。

ところが、いざ保険会社に請求をする段階になって、今回のケースでは入院給付金が下りないことが判明します。Cさんが加入する保険では、入院給付金の支給条件が「継続して5日以上入院した場合」と定められているのに対し、Cさんの入院日数は4日間だったのです。

契約当初から契約内容の確認・見直しをしていなかったのが敗因

保険会社の担当者からこの説明を受け、ショックを受けたCさん。「自分が長年支払っていたのは、一体何だったのか」と虚しさすら覚えたそう。しかしその一方で、「悪いのは契約内容をきちんと確認しなかった自分だ」と反省するしかありませんでした。

保険に加入する際は、内容の把握と定期的な見直しを

保険の保障内容は、契約時にきちんと確認することが大前提です。さらに今回のCさんの場合は、契約内容の見直しを定期的に行っていなかったことも敗因でした。保険は時代の変化に合わせて、どんどん新しい補償内容のものがつくられます。

そのため、今加入している保険の保障内容では世情に合わなくなることもあるのです。たとえば入院日数に関してだと、最近では日帰り入院から保障している保険も多くなってきています。いつまでも古い保険の契約内容のままだと損をする場合もあるので、保険の定期的なアップデートも忘れないようにしましょう。

後悔する前に保険の見直しを

保険は、もしものときに資金面を支えてくれる心強い存在です。しかし一方で、勧められるままに保険の契約をした人、加入したきり内容の見直しをしていない人などは、保険で思わぬ大損をしてしまうケースもあります。思い当たる節がある人は、ぜひ一度、保険の契約内容や金額を見直してみてはいかがでしょうか。

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