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『半妖の夜叉姫』徐々に明かされる『犬夜叉』ワールドとの繋がり とわとせつなの母親も

  • 2021.1.17
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『半妖の夜叉姫』(c)高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2020

高橋留美子原作のアニメ『犬夜叉』シリーズのスタッフが再集結し、次世代の物語を紡ぐ『半妖の夜叉姫』(読売テレビ・日本テレビ系)。第15話「月蝕、運命の惜別」が1月16日に放送され、これまで隠されていた殺生丸(成田剣)の双子の娘・とわ(松本沙羅)とせつな(小松未可子)の母親が、りん(能登麻美子)であることが判明した。

とわとせつな、そして犬夜叉(山口勝平)とかごめ(ゆきのさつき)の娘であるせつな(田所あずさ)は、両親の顔を知らずに育ったのか。第15話では、虹色真珠を集める海賊・理玖(福山潤)がその謎を解き明かす過去の出来事について語り始める。

とわたちが生まれた14年前、理玖はかごめに接触していた。それは、500年に一度飛来する箒星“妖霊星”が近づいていることを伝えるため。500年前は西国を支配した犬の大将と、東国を支配した麒麟丸(細谷佳正)が力を合わせて妖霊星の破片を打ち消したという。しかし、犬の大将はこの世を去り、麒麟丸はその後永い眠りに。その代わり、犬の大将の息子である殺生丸と犬夜叉が力を合わせれば、事態を防げるかもしれないと理玖はかごめに促す。

同じ話をとわとせつなが生き別れになるきっかけをつくった麒麟丸の姉・是露(坂本真綾)から聞いた殺生丸は、妻であるりんにも理由を告げないまま、生まれたばかりのとわとせつなを連れ去ってしまった。かつて自分を守ってくれた殺生丸と、「あとはわしに任せろ」という邪見(チョー)の言葉を信じるりん。これまで共に歩んできた3人の絆の深さを感じる。

殺生丸は是露が現れたことで、麒麟丸が永い眠りから醒めることを察したのだろう。麒麟丸はその昔、かごめによって消滅された“四魂の玉”に人間でも妖怪でもない、時空を超える存在から滅ぼされると予言されていた。それはまさに、犬夜叉やその娘であるもろは、殺生丸とりんの血を引くとわとせつなたち半妖や四半妖のこと。殺生丸は是露や麒麟丸に命を狙われるであろう、娘たちを時代樹の周辺に結界を張って封じ込めたのだ。しかし、すでに第14話で明らかになったように、その後是露に居場所を知られ、焔によって引き起こされた山火事でとわとせつなは離れ離れになってしまう。

さらに、殺生丸は、犬夜叉が二代目宝仙鬼から受け取った母の肩身である黒真珠の中に犬夜叉とかごめを封じ込めた。麒麟丸に手を貸しているように見せかけて、殺生丸は何かを成し遂げる前に一旦2人の命を守ったのではないだろうか。

そして今回もう一つ、もろはが狼族の鋼牙や菖蒲たちに育てられたことが分かった。かごめが殺生丸に封じ込められる直前、もろはに犬夜叉の母が残したもう一つの肩身である紅を託したことも。第15話は『犬夜叉』のキャラクターが続々と登場しただけではなく、そこから『半妖の夜叉姫』へと受け継がれた世界観や関係性を感じさせてくれる重要な回となった。

だが、まだ殺生丸が麒麟丸と同じ道を歩んでいる目的や、りんが時代樹の中で眠っている理由は謎に包まれたまま。また、今回の語り手である理玖の目論見も気になるところ。とわたちの過去に纏わる謎の全貌が明らかになるまでもう少し時間がかかりそうだ。

(苫とり子)

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