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あの人はなぜ定年後も会社に来るのか。心理学が明かす所在なさとは?

  • 2021.1.16
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定年後に、「会社という居場所」を失って所在なさを感じる男性が多いようである。なぜだろうか。

2021年1月12日、『あの人はなぜ定年後も会社に来るのか』(NHK出版)が発売された。タイトルから推測できるように、定年後に会社を失った男性の心理がテーマの1冊である。

著者の中島美鈴さんは、東京大学、福岡県職員相談所などでの勤務を経て、現在は九州大学および肥前精神医療センター臨床研究部にて集団認知行動療法の研究や職場のメンタルヘルス対策に従事している認知行動療法の専門家だ。

本書では、心理学に携わっている中島美鈴さんが社会の中で働く男性の老後不安・孤独との向き合い方のヒントを示していく。

本書では、「休みの日にやることがない」「友達が少ない」「定年後のプランが決まっていない」などの悩みを抱える定年後の男性に着目する。さらに、男性が社会の中で集団的に形成してきた特有の「認知」のあり方にその原因があると解説される。

本書の目次は以下の通りだ。

第1章 定年後の人生はどうなっているのか?
第2章 老後の孤独感の正体
第3章 あなたを支配する「考え方のクセ」
第4章 親密なヨコのつながりを築く方法
第5章 自分で自分を評価する生き方

近々定年を迎える人も、これから先の老後について不安を抱える人にもオススメの1冊だ。充実した老後の生活を実現するためのヒントを探してみてはいかがだろうか。

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