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滋味深く胃腸に優しい"豆腐のすりながし"|大原千鶴さんのすりながしのいろは④

  • 2021.1.15
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豆乳を、だしやスープのように使うと、手間をかけずになめらかなクリームスープが出来上がります。豆そのものの味がする無調整豆乳を使うのがお薦めです。すりながしとは、野菜などをすりおろしてだしと合わせた、しみじみとおいしい汁もの。ことこと煮込むことをしない、素材を生かすシンプルな和の伝統的なスープです。だしや素材を工夫する楽しさと、洋風など無限に広がるおいしさの一端を、京都在住の大原千鶴さんに教わりました。

滋味深く胃腸に優しい"豆腐のすりながし"|大原千鶴さんのすりながしのいろは④

■“豆腐のすりながし”のつくり方

豆腐
豆腐

豆乳を温めると、すりながしのような豆腐スープになります。ポイントは豆乳を沸騰させないこと。豆腐を加えると、みずみずしさとまろやかな味が重なっておいしい。すくって入れると断面から味がしみて、ふわっと仕上がります。


◇材料 (2人分)

絹ごし豆腐:1/2丁(200g)
豆乳:1カップ
塩:小さじ1/3
青海苔:少々
わさび:少々


(1)豆腐を温める
鍋に豆乳を入れて弱めの中火にかけ、豆腐をスプーンですくいながら加え、弱めの中火にかける。

豆腐を温める
豆腐を温める

(2)調味する
沸騰直前に火を止め、塩で味をととのえる。

(3)盛りつける
器に盛り、青海苔をふり、わさびをのせる。

完成
完成

――教える人

「大原千鶴 料理研究家」

おおはら・ちづる 京都・花背の料理旅館「美山荘」が生家。NHK「きょうの料理」、NHK BS4K「あてなよる」にレギュラー出演。京都の暮らしで培ったしなやかな感性でつくる家庭料理と酒肴に定評がある。これまで30冊以上の料理本、エッセイを上梓している。


文:西村晶子 写真:福森クニヒロ

この記事は技ありdancyu!「スープ」に掲載したものです。

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