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高卒で今や年商60億! 25歳社長の「良好な人間関係を築く」簡単なコツ

  • 2021.1.14
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今、SNSで人気急上昇中の社長、佐々木雄亮さん。25歳という若さで年商60億を達成し、今年は100億を目指しています。そんなビジネスセンスに長けており、人脈も豊富な佐々木さんに、仕事上の人間関係を円滑にする秘訣を聞いてみました。

文・椎原茜

年商60億の若手社長が説く「人間関係を良好にする」簡単なコツ

毎日、職場や取引先など、仕事で人と関わりながら、「なんだかうまくいかない」「もっと関係を良好にしたい」と感じることはありませんか? そんなあなたに、ちょっとしたヒントをお届けします。

今回は、株式会社Libeiro(リベイロ)の社長、佐々木雄亮(ゆうすけ)さんにインタビュー。

佐々木さんは、名古屋出身で、身長173cm、ゴルフが趣味の25歳。大切にしていることは「謙虚・礼儀」で、好きな言葉は「苦労してはじめて美しい花が咲く」という、ちょっぴり“昭和”のにおいのする若き社長です。

2012年に高校卒業後、すぐにビジネスの世界に飛び込み、ある会社に就職して歯科医院のルート営業を経験。自営業を経て、2019年7月に美容商材のサブスクリプション型のD2Cビジネスを展開する株式会社Libeiroを立ち上げ、代表取締役に就任しました。「めっちゃぜいたくフルーツ青汁」やスキンケアシリーズ「エゴイプセ」など、数々の美容商材を中心としたD2C事業(※)を展開しています。

※D2C:「Direct to Consumer」の略。メーカーやブランドが、自社で企画・生産した商品を、流通業者を介することなく、自社ECサイトで消費者に直接販売する手法のこと。

今期は年商60億を売上げ、次期は年商100億を目指しているとか! そんな、ビジネスセンスに長けており、仕事上の人間関係も大事にしている佐々木さんに、より良い人間関係を作る秘訣を教えていただきました。

縁を切りたいなら「直接ハッキリ言う」のが相手のため

佐々木さんは、自身の公式YouTubeチャンネルで「関わってはダメ! 縁を切るべき人3選」という動画を配信中。ここでは「マウントをとろうとする人」「ネガティブな人」「手柄を横取りする人」の3つを縁を切るべき相手だと話しています。

では、そうした相手と、うまく縁を切るにはどうすればいいのでしょうか? 佐々木さんに聞いてみました。

佐々木さん サラリーマン時代はなかなか「縁を切る」という考えにはなれず、付き合い続けることも会社のためと思っていました。例えば「土下座しろ」と言われて、納得がいかないことがあったときもあきらめてその通りにしていました。でも、今考えると、もう少し個人的感情を出しても良かったのではと思っています。

ですから、縁を切りたい人には、その理由を直接相手に言ったほうがいいと思っています。「こういうことはやめてほしい」と。本当に縁がある人とは、結局、またどこかでつながるでしょう。気づかれないように離れるのも良いと思うのですが、相手のためには直接、理由を言ったほうがいいと思っています。

以前、私と縁を切りたそうな人がいたんですが、その人にハッキリ離れたいと言われて、スッキリしたのです。相手の立場に立てば、嫌な理由を知っておきたいはずなので、ハッキリ言っても良いのかなと思っています。

人間関係をうまくやるコツは「相手に与える」こと

そして佐々木さんの「20代に伝えたい3つのこと」という動画では、20代の若いビジネスパーソンに向け、「気づいたら即行動」「一期一会」「相手に常に与えること」といった人生において大事な3つのことを伝えています。この中で、「相手に常に与えること」というのは人間関係をより良くするコツの一つといえます。

そこで佐々木さんに、仕事上の人間関係である上司・同僚・部下それぞれと、どのように付き合い、何を与えているのかを聞いてみました。

上司に対して

佐々木さん 上司に対して「与える」というのは簡単です。まず依頼された仕事をやることです。しかしそれは当たり前なので、期待値を超えられる、余分だと思われるくらいやることがポイントです。また、食事に誘われたら行き、悩みをあえて相談し、上司に共感してもらえることを趣味にするなど、コミュニケーション構築を心がけること。

よく上司が苦手という人もいますが、私は上司や目上の人に対してはあえて苦手も好きも作らないようにしており、ビジネスは平等に、を心がけています。

同僚に対して

佐々木さん 同僚に対しては、常にライバル意識を持っています。そして、意識が高い人となるべく付き合うようにし、最近の仕事でどううまくいったのかなどを話しています。ポジティブな話ができる仲間といたほうが、前向きなアドバイスをもらえるのでおすすめです。

相手に与えるという話ですが、例えば私自身の経験からですと、ある同年代の社長と一緒に食事を行った際に「このビジネスモデルを真似したらいいのでは?」と話しました。ビジネスに役立つ情報を与えるのもひとつです。

会社員の場合、今流行っていること、今の趣味やハマっていること、「この店、おいしかったよ」など、自分の持っている情報を同僚に話すのも良いと思います。うちの会社の30歳の女性社員が「英会話を習っている」と話してくれたことがあって、そのときみんなで「自分もやろうかなぁ」なんて話になったりしました。趣味や興味関心のあることを共有することで、同じ話題を作ることができるので、関係を深めることができます。

部下に対して

佐々木さん 部下に対しては、常に憧れ続けられる人間であることを心がけています。夢を語れる人間であり続けることが大切で、公言して後悔しない人生を送っていれば、周りにその志に賛同する人が集まり、よりよい環境を作ることができます。言わないと夢は叶わない。そして言ったことを実現していけば、憧れ続けられる人になれます。

上司に対しては「期待を超える仕事」や「コミュニケーション」、同僚や同期に対しては「相手に有益な情報」や「自分の趣味」、部下に対しては「憧れ」を与えているということですね。

ーー「相手に常に与える」ということは、佐々木さんの日常的な行為であるようです。

佐々木さん いろいろなことに興味があって、幅広く情報収集しており、それを人に話しています。1年365日のうち、300日は人と会ってご飯などを食べに行っていろいろとお話したり、ビジネスマッチングや人と人とをつなげたりしています。人の喜んだ顔を見るのも幸せですしね。

これは、私自身が19歳のとき、人脈がまったくないときに、いろいろな人を紹介してもらって、うまくいった経験がそうさせています。相手に与えるというのは、結局、自分のためにやってるんですよね。しっかり恩恵を受けています。

ーー仕事上の人間関係をうまくやるコツについて語っていただきました。何かヒントになるものはあったでしょうか? ぜひ日頃の人間関係に活かしてみてくださいね。

Information

佐々木雄亮さん 2012年中京大中京高校卒業後、株式会社デントオールに就職。その後、株式会社BLOOMにて自営業をスタート。2019年7月に株式会社Libeiro代表取締役に就任。

©Maskot/Gettyimages

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