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もっと自由に、大胆に! この冬はコートの染め替えに挑戦。【VOGUEエディターの #ChangeChallenge】

  • 2021.1.13
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ここ数年でのファッション界での「冬の大きなチェンジ」といえば、私たちがもうリアルファーを着なくなったこと。編集部でも、皆がエコファーを愛用しています。

エコファーも年々進化し、今や防寒機能もリアルと同等になりましたよね。私のお気に入りはマックスマーラのテディベアコート。なにしろ暖かいし、スタイルとしてもオーバーサイズの形がとても可愛いので、昨年は色違いで2着買いました。

そのうちの一着は、昨秋のマックスマーラのキーカラーでもあったこちらのスカイブルー。

Photo_ Getty Images
Photo: Getty Images

編集部の皆から「ドラえもん」と呼ばれたり、休みの日に街を歩いていたら「遠くからでもわかった」と言われるほど目立つこの色。昨年のネオンカラーのトレンドにはぴったりで気に入っていたのですが、しかし、やはりファッションの宿命でしょうか、今シーズンに見てみると今ひとつ「気分」が乗らないことに気づきました。

でも、コート自体のスペックは素晴らしいし、今年も着たい。このまま着ないままでクローゼット入りするのは惜しい……。

そこで。

この #ChangeChallenge 企画でもおなじみの、染め替えにトライしてみようと思い立ったのです。

さっそく「エコファー 染め」でGoogle検索。しかし、検索で出てきたお店に写真を送ったところ、5軒すべてのお店から「自信がない」「たぶん無理」とのお返事が。

さらに検索して発掘したお店に連絡してみると、ようやく「黒か濃いグレー、濃いネイビーなら大丈夫かも。縮むかもしれないし、イメージ通りに染まらないかもしれないけれど、それでよければ」とのお返事をもらいました。とても丁寧で、LINEで詳細をやりとりできたのも便利。よし、このお店に託してみよう、と決めました。(縫製職人や染色者とカスタマーとのマッチングプラットフォームから生まれたという「アンドカラーズ」というサービスです)

色は、着回しやすそうなブラックもいいけれど、編集長がブラックのテディコートを愛用してるから被ってしまう……グレーはもう持っているし……ということで、ネイビーにトライしてみることに。

そして、仕上がりは、こちら!

すごい!

こんなに綺麗にムラなく染まるなんて、正直びっくりしました。

しかも、なんと費用は1万円。聞けば、全国から集まった「ネイビーに染めたい服」を、まとめて一気にひとつの鍋で煮る(!?)という、なんとも効率よい染色方法だったのです。

デメリットはただ一つ、染色の熱でちょっと縮むこと。ただ、テディベアコートは元々オーバーサイズなので全体のフォルムとしては問題ありませんでした。(ただ、縮むことにより裏地が避けてしまったので、それはまた別途で裏地の修理に出しました)

大胆なトレンドカラーを楽しみつつも、長く服を大切に着るために。今回はちょっと思いきった方法にトライしてみました。Tシャツだけでなく、こんな重衣料もきれいに染められると知ることができたのは、私にとってとても大きな収穫。

これからもうまく利用して、ワードローブのサステナブルな更新方法として取り入れていけたらいいな、と思っています。

Editor: Mayumi Nakamura

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