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高嶋ちさ子「ぶつかりながらも本音で生きる」

  • 2021.1.13
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歯に衣着せぬ発言でバラエティ番組でも活躍中のヴァイオリニスト・高嶋ちさ子さん。高嶋さんが夫・子ども・父母・兄姉とのバトルを綴ったエッセイ『ダーリンの進化論――わが家の仁義ある戦い』(小学館)が1月7日に発売された。

「朝ドラにしてもらいたいぐらい」

高嶋さんが先日出演した「1周回って知らない話」(日本テレビ系)では、「付き合うまでは猫をかぶってしおらしくしていたが、結婚後、夫の洗濯物の出しかたにブチギレ。家事をさせるためにとある秘策を打つと、子どもとの過ごし方まで徹底管理」と、高嶋さんの「巧みな夫操縦テクニック」が公開されていた。

そんな高嶋さんが初めて著書で語る、高嶋家のストーリーとは?

「高嶋家には将来絶対にNHKの朝ドラにしてもらいたいぐらいの、面白くて、泣けて、教育的な題材が詰まっているんです。けど、致命的に誰も世に名前を残すほどの人間がいないんです。実に惜しい」

ちさ子52才 打たれ強い

高嶋家の顔ぶれは以下のとおり。パンチの効いたコピーが添えられている。

夫55才 ヘヴィメタ好き
兄53才 現在ブロック中
父86才 究極のかまってちゃん
ちさ子52才 打たれ強い
姉58才 スーパーライトダウン症
母享年81 "性悪女"の娘
長男中2 平和主義
次男小5 人たらし

生まれ育った実家の「弱肉強食ルール」、「巨人の星」ばりのヴァイオリン道、不妊治療と出産、育児も手伝え「妻に逆らえるまで」成長した夫、「プチ反抗期」に突入した2人の息子の子育て、"親友のようだったデビル"な母との別れ、高齢の父とダウン症の姉の2人暮らし......。

本書で明かされているのは、まさに朝ドラ級の「笑って泣いてハラハラドキドキ」の逸話ばかり。

「ぶつかりながらも本音で生きる家族はやっぱり楽しい!」

いわゆる「ヴァイオリニスト」のイメージを大きく覆し、多方面で存在感を発揮する高嶋さん。人々を惹きつけるのは、裏表なく、とことん本音で真正面から体当たりしていく人柄ゆえだろう。そしてその姿勢は、家族との向き合い方にも貫かれているようだ。

■高嶋ちさ子さんプロフィール

6才からヴァイオリンを始め、徳永二男、江藤俊哉、ショーコ・アキ・アールの各氏に師事。桐朋学園大学を経て、イェール大学音楽学部大学院修士課程アーティスト・ディプロマコース修了。1997年から活動拠点を日本に移す。2006年のデビュー10周年を機に「12人のヴァイオリニスト」を結成。「観ても、聴いても、美しく、楽しいヴァイオリン・アンサンブル」のコンセプトは、クラシック音楽やヴァイオリンが身近に感じられると好評。現在、演奏を中心にイベントやコンサートプロデュース、各種メディア出演、執筆など、活動の場は多岐に渡る。

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