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【生理を知ろう】アプリを利用して生理をトラッキングしてみよう

  • 2021.1.10
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吸収型サニタリーショーツのブランド「Period.」の代表である寺尾彩加さんによる連載、今回は生理をトラッキングできるアプリについて。

ここ近年、様々なツールで生理のトラッキングができるようになりました。アプリはもちろん、LINEを用いてスケジュールを把握することもできます。また、自分ひとりだけではなく、パートナーと情報をシェアできる機能があるサービスもあります。

Femtechという言葉をつくったベルリン発の「Clue」

よく聞くようになった「Femtech(フェムテック)」という言葉をつくったのはベルリン発の生理トラッキングサービスClueの開発者でCEOのイダ・ティンだと言われています。彼女がつくったClueはデザインにピンクを用いていないのが特徴。従来のサービスの多くは女性が使う=ピンクやパステルカラーを使用するというイメージがあるなか、「ピンクを使用しないデザイン」として注目を集めました。

私がここ3〜4年くらい利用しているのはこのClue、カスタマイズ性が高いのがお気に入りな点で、細かいことまで記録できるのでPMSであることを自認できるきっかけとなったアプリでもあります。アイコンもスタイリッシュで見やすく直感的に操作しやすいのが継続できている理由かなと感じています。

また、従来のサービスでは表示される気分と自分の気分がマッチしないことが多かったのですが、自分でタグが作成できるのでオリジナルのタグを活用して記録しています。記録するカテゴリーも肌や髪の状態に至るまであるにで、あらゆるパターンに対応が可能。海外企業なだけに記録アイテムにはピルだけではなく、パッチやリング、IUDという選択肢もあります。

Women's Health

↑私のオリジナルタグたち、ピルを服用してから出番が減りました。

日本で20周年! 元祖生理トラッキングサービス「ルナルナ」

きっとほとんどの方が利用したことのあるサービスだと思われるルナルナは昨年20周年を迎えています。先ほどご紹介したClueは2013年リリースなので、それよりはるか前からあるサービスでもあります。また、20周年を迎えリブランディングを行ったことも話題となりました。

累計1,600万DLから蓄積されたビッグデータを用いた独自のアルゴリズムにより精度の高い排卵日予想ができるそうです。妊娠を望む人やピルなどを服用していない避妊を望む人にとって信頼のできるサービスだなと感じました。

生理周期の記録の他に服用している薬や受診した医療機関の記録ができるのがClueとの違い、またメモを書き込める箇所もあるので該当する項目がない際やちょっとした気づきを入力できるのは受診する際にも役立つと思います。

LINEで管理、パートナーとシェアも

最近ではアプリをインストールしなくてもLINEで周期をお知らせしてくれるサービスも増えてきました。「ペアケア」はLINEでお友達になるだけで簡単に生理の管理がができるサービスです。

自身の周期を把握できることはもちろんですが、その情報をLINEでパートナーに共有することもできます。自分から生理であることや、生理前の憂鬱な気持ちを口に出さずともお知らせできるのはお互いのストレスを軽減し、相手からの理解も深まると思います。コラムのページには生理についての基礎知識などのコンテンツもあるので、男性にとっても生理の知見を深めることのできるサービスだと感じました。

さらに、周期を把握できるだけではなく、その周期に合わせたアイテムを使用することで、身体の不調や肌荒れを防止するサービスもあります。「illuminate」は周期ごとに必要とされる栄養素を補給してくれるサプリで、正常な身体のバランスを取り戻すことを目指しています。「WRAY」は周期による肌荒れを防ぐセラムでケアをすることができます。

どちらもLINEでお友達になり生理周期を入力していくことで、その時に必要とされるアイテムを紹介してもらえるので、今ある悩みを解決に導くことができます。

今回は日本でよく耳にする生理トラッキングのできるサービスを紹介させていただきましたが、世界にはもっとたくさんのサービスがります。自分が利用しやすいものを選べば続けることができると思います。婦人科検診の際やピルの処方の際にも直近の生理開始日は必ず聞かれるので、すぐに確認ができるようにしておくと良いでしょう。

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