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地球と形は似ているけど、硫酸の雨が降る「金星」 誰かに話したくなる地球の雑学(13)

  • 2021.1.9
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地球の雑学 その13 (C)PIXTA
地球の雑学 その13 (C)PIXTA

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日本の裏側は本当にブラジル!? フグが自分の毒で死なないのはなぜ? きっと誰かに話したくなる理系のウンチクを、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』から1日1本お届け!

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「金星」では硫酸の雨が降っている!

地球のすぐ内側を回っている金星は、太陽系の創生期に、地球と似た姿で誕生した惑星と考えられている。その直径は地球の0.95倍、重さは地球の0.82倍。さらに、その内部構造も地球とほぼ同じであると推測されていることから、金星は地球の「双子星」「姉妹星」などといわれている。

ただし、似ても似つかないのがその環境だ。

金星は厚い大気に覆われているが、そのほとんどが二酸化炭素である。その結果、非常に強い温室効果がはたらくため、金星の表面の温度は昼も夜も460℃と、太陽により近い水星よりも高くなっている。しかも、大気中には硫酸の粒でできた雲が数キロメートルもの厚さで広がっていることから、太陽からの光は直接金星に届かない。加えてその雲からは、硫酸の雨が降ってくるが、金星の地表があまりにも高温なため、地表に届く前に蒸発してしまう。

金星の探査は、1961年に旧ソビエト連邦が打ち上げたベネラ1号に始まるが、翌年にはアメリカがマリナー2号を打ち上げるなど、その後も多くの探査機が投入され、さまざまな調査が行なわれている。

日本からも、2010年に金星探査機「あかつき」が打ち上げられたが、エンジンの故障が原因で、いったんは金星の軌道投入に失敗。しかし、5年も太陽を周回し、再び金星に接近した2015年12月、姿勢制御用エンジンを噴射することで、ついに軌道投入に成功する。「あかつき」は、現在も金星の重力圏を周回しながら観測を行なっているが、2017年8月には、これまで知られていなかった金星のジェット気流を発見し、大きな話題となった。

著=雑学総研/「人類なら知っておきたい 地球の雑学」(KADOKAWA)

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