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名優の代表作は不朽の名作ぞろい!批評家が選ぶ、ショーン・コネリーの“フレッシュ”10選

  • 2021.1.2
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1950年代に俳優デビューを飾り、1960年代前半には初代ジェームズ・ボンドに抜擢。一躍世界的な映画スターへとのぼり詰め、2006年に俳優業からの引退を発表。引退後も様々な作品への出演オファーがありながらも実現には至らず、2020年10月31日にバハマの自宅で90年の生涯に幕を下ろした名優ショーン・コネリー。

【写真を見る】初代ジェームズ・ボンドは傑作ぞろい!「007」シリーズ最高評価のあの作品が驚異の99%フレッシュでトップに

約半世紀にも及ぶキャリアのなかで出演した数十本もの映画作品のなかには、映画を観たことがある人ならば誰もが知るような有名シリーズから、世界的巨匠監督とタッグを組んだ名作まで実に様々な作品が含まれている。そこで本稿では、ショーン・コネリーの全出演作のなかから映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価がとくに高い10作品を紹介していきたい。

名優ショーン・コネリーの出演作で最も高く評価されているのは…? 写真:SPLASH/アフロ
名優ショーン・コネリーの出演作で最も高く評価されているのは…? 写真:SPLASH/アフロ

「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。

好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されている。

【写真を見る】初代ジェームズ・ボンドは傑作ぞろい!「007」シリーズ最高評価のあの作品が驚異の99%フレッシュでトップに [c]1964 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved
【写真を見る】初代ジェームズ・ボンドは傑作ぞろい!「007」シリーズ最高評価のあの作品が驚異の99%フレッシュでトップに [c]1964 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved

それでは、ショーン・コネリー出演映画のフレッシュ作品10傑を挙げてみよう。

99%フレッシュ『007/ゴールドフィンガー』(64)

95%フレッシュ『007/ドクターノオ』(62)

95%フレッシュ『007/ロシアより愛を込めて』(63)

90%フレッシュ『オリエント急行殺人事件』(74)

90%フレッシュ『バンデットQ』(81)

89%フレッシュ『レッド・オクトーバーを追え!』(90)

88%フレッシュ『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89)

86%フレッシュ『007/サンダーボール作戦』(65)

83%フレッシュ『マーニー』(64)

83%フレッシュ『アンタッチャブル』(87)

前2作よりスケールアップし、後のシリーズの方向性を決めた『007 ゴールドフィンガー』 [c]1964 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved
前2作よりスケールアップし、後のシリーズの方向性を決めた『007 ゴールドフィンガー』 [c]1964 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved

ショーン・コネリーと言えば、ジェームズ・ボンドを抜きにしては語れない。シリーズ3作目の『007/ゴールドフィンガー』が99%フレッシュの圧倒的高評価を獲得してトップに。同作は「007」シリーズ全体の高評価ランキングでもトップを飾っており、改めてその人気の高さを窺うことができよう。アメリカの金塊貯蔵庫フォートノックスを狙う億万長者“ゴールドフィンガー”の陰謀に立ち向かう本作では、ギミック満載の“ボンドカー”アストン・マーチンDB5が初登場。前2作を大きく上回るスケール感も見どころだ。

記念すべきシリーズ1作目の『007 ドクターノオ』。公開時コネリーは32歳だった [c]1962 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
記念すべきシリーズ1作目の『007 ドクターノオ』。公開時コネリーは32歳だった [c]1962 Danjaq, LLC and Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.

もちろん記念すべきシリーズ第1作『007/ドクターノオ』と、シリーズの人気を決定付けた『007/ロシアより愛を込めて』も95%フレッシュ、第4作『007/サンダーボール作戦』も86%フレッシュの高評価。ちなみに上位10傑には惜しくも入らなかったが、日本を舞台にした第5作『007は二度死ぬ』も73%フレッシュ、第7作『007/ダイヤモンドは永遠に』は64%フレッシュ、そして『ネバーセイ・ネバーアゲイン』も67%フレッシュを獲得している。

近年のピアース・ブロスナンやダニエル・クレイグとはまた少し異なる魅力を放つコネリーによるボンドは、いまなお色褪せることはない。「007」シリーズをおさらいするのであれば、やはり第1作から順を追って観ていくことを推奨したい。

錚々たる映画スターたちと共演したオールスター映画『オリエント急行殺人事件』 『オリエント急行殺人事件』スペシャル・コレクターズ・エディション 発売中価格:1429円+税Copyright [c] 1974 by EMI Film Distributors, Ltd. All Rights Reserved. TM, [r] & Copyright [c] 2013 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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90%フレッシュを獲得した『オリエント急行殺人事件』は、言わずもがなミステリの女王アガサ・クリスティの同名小説を原作とした、1970年代を代表するオールスター映画の傑作。コネリーが演じたのはアーバスノット大佐役。2017年にケネス・ブラナーが監督・主演を務めたリメイク版では、肩書きを変えてレスリー・オドム・Jr.が演じていた役柄だ。当時まだ40代ながら、あまりにも豪華すぎるキャスト陣のなかでスターパワーを発揮するコネリーの姿は印象的。『007/ロシアより愛を込めて』とあわせて、コネリー×オリエント急行の組み合わせを楽しむのも一興であろう。

超人気シリーズ第3作で、インディ・ジョーンズの父を好演! 『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』Blu-ray 発売中 価格:1886円+税TM & [c] 1989, 2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved. Used Under Authorization.
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ほかにもハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズの父であるヘンリー・ジョーンズ役を演じた『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』や、日本でも人気の高い「ジャック・ライアン」シリーズの『レッド・オクトーバーを追え!』、そして“サスペンスの神様”アルフレッド・ヒッチコック監督の『マーニー』と、いずれもコネリーのスター性と貫禄たっぷりの演技を堪能できるものばかり。もちろん初めてアカデミー賞にノミネートされ、見事助演男優賞を獲得した『アンタッチャブル』も高評価となっている。

1990年代には60代にしてすっかり円熟しきった演技を見せていたコネリーだけに、70代・80代になった彼のさらに渋い演技をもっと観たかったと思わずにはいられない。ここで挙げた作品以外にもいくつもの名作で名演を見せてくれたコネリー。それらを通して、偉大な映画スターの存在は未来永劫語り継がれていくことだろう。

文/久保田 和馬

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