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まるで「ゲーミング鳥居」? 所沢の神社のイルミネーションが未来的すぎると話題に

  • 2020.12.31
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埼玉県所沢市にある神社の鳥居が、ツイッターで注目を集めている。その姿を見たユーザーの間で、以下のような声が飛び交っているのだ。

「何かくぐったら異世界に飛びそうなw」
「〇〇のステージ開始の音楽が聞こえてきそう」
「これ誰も通っていないときに反応したら神様が通ったんだってことがわかって逆に神秘的になりますね」

話題のきっかけになったのは、2020年12月5日に投稿された、こんな動画付きのツイートである。

動画は、イルミネーションを施された鳥居のように見えるが、ただの照明ではなく、さまざまな色に変化している。人が通り抜けると、その動きに反応して、変化の速度も変わっているようだ。「完全にゲーミング」というコメントも添えられている。

ちか(@Chikatch1)さんが投稿したこのツイートには、1万件を超える「いいね」が付けられている(12月22日夕現在)。いったい、この鳥居は何だろう?

ちかさんによると、ここはKADOKAWAが運営する複合施設・ところざわサクラタウン内にある「武蔵野坐令和神社」だという。

Jタウンネット記者は、投稿者・ちかさんと、武蔵野坐令和神社に取材した。

建築デザインは隈研吾氏が担当

 ちか(@Chikatch1)さんのツイートより

冒頭ツイートの投稿者・ちかさんは、12月5日、「スレイヤーズ30周年」のイベント参加のために足を運んだそうだ。

例のゲーミング鳥居の感想を聞くと、「面白すぎるwww けどこれは大丈夫なのだろうか?」というのが最初の印象でしたが、多くの現地のお客さん方も楽しまれておりそんな心配は杞憂に終わりました」と話し、さらにこう答えた。

「この現代の流行を取り入れた形で一見罰当たりな鳥居が、ネット上では評判も良く受け入れられているようで正直ほっとしてます。

何よりこの神社が真面目に建てられたもので、現在の著名クリエイターが参加されている事、個人が行ったものでなく角川が主導している点が大事でしょうね。

今後神前式等も行われていくのでしょうか、多くのお客さんが足を運んでくれると嬉しいですね。今後が楽しみです」

 武蔵野坐令和神社 ReiwaJinja(@ReiwaJinja)公式アカウントより

Jタウンネット記者は、次に武蔵野坐令和神社に聞いた。

ところざわサクラタウンは、KADOKAWAと埼玉県所沢市が共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想」の大型複合施設だという。

KADOKAWAの新オフィス、イベントスぺース、ショップ、レストランの他、「角川武蔵野ミューシジアム」も建設し、11月6日にグランドオープンしたばかりだ。武蔵野坐令和神社もその一つの核として位置づけられている。

正式名称は、「むさしのにます うるわしき やまとの みやしろ」という。国文学者の中西進氏が命名した。建築デザインは隈研吾氏が担当し、流造(ながれづくり)という日本古来の伝統的な建築方式が用いられている。明るい光あふれる空間が創り上げられているとのこと。

 武蔵野坐令和神社 ReiwaJinja(@ReiwaJinja)公式アカウントより

ここ武蔵野坐令和神社はアニメ聖地巡礼の一番札所に定められているそうだ。さすがカドカワさんと感心するしかない。所沢が新たな聖地として脚光を浴びる日も近いことだろう。

 武蔵野坐令和神社 ReiwaJinja(@ReiwaJinja)公式アカウントより

ところで、例のゲーミング鳥居だが、ところざわサクラタウンで、11月27日から開催されている「冬花見」 と題したイルミネーションイベントだという。複合施設全体で行われている季節イベントの一貫で、武蔵野坐令和神社独自のものではないそうだ。

それにしても一見の価値はありそうだ。

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