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人気エディター・川口ゆかりの「ふたり暮らしのおしゃれレシピ」第17回「少人数おせちのおしゃれな盛り付け方と重箱の活用法」

  • 2020.12.26
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お正月は年神様を迎える大切な行事。親戚とおせち料理を囲んで新年を祝うという方も多いと思いますが、2021年は大勢での集まりは難しそうですよね。そこで今回は新しい生活様式に合わせた、少人数おせち料理のおしゃれな盛り付け方と重箱の意外な活用法を紹介します。

25ans Wedding

「おめでたいことが積み重なりますように」という意味合いから、縁起物として扱われている重箱。色とりどりのおせち料理が敷き詰められた様は華やかで美しく、新年を彩る食卓にぴったりですよね。詰めるのが大好きな私は毎年、この時期が楽しみでもあります。とはいえ、このご時世。複数人で取り分けなくてもいいよう、最初から個別に盛り付けた「一人一重おせち」が主流に。

目にも楽しい「一人一重おせち」とは?

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たとえば、松屋漆器店の重箱を一段ずつ外して、銘々皿のようにセッティングします。九谷焼の豆皿やれんげをお重の中に入れ子状におけば、これだけで和のプレートが完成。余白が気になる場合は水引やグリーンのあしらいを添えながら、少しずつおせちを盛り付けて。

和食をおいしく見せる盛りつけの基本
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重箱がなければ、8~9寸(24~27cm)のプレートに少しずつ、お料理を並べてみるのもひとつのアイデアです。ポイントは山の斜面をつくるようにお皿の奥側を高く盛って、手前に来るほど低く盛りつけること。ここでは、ごまめを清酒グラスに入れて、高さを出しています。

重箱を“うつわ”として活用してみる

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おせち料理を詰める、だけでなく、いろいろな活用法があるのも重箱の魅力。たとえば、旬の春菊とスライスした柿、紫大根を加えたサラダを山高に盛り付けてみる。内側の朱色が食材をより美味しそうに見せてくれる嬉しい効果も。

重箱に入れるだけで特別感がアップ

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冬の定番でもあるお鍋の材料を重箱に入れて、食卓に並べても素敵。このように重箱は、お正月が年に1度のハレ舞台ではなく、実は年中使える万能アイテムなんです。

料理が映える黒い重箱

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島安汎工芸製作所の台形ミニ入れ子二段重箱は、小鉢として利用するのもおすすめ。

おやつの時間にも重箱を

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また、この二段重箱はかりんとうなどの和スイーツを盛り付けて、ティータイムにも活用しています。買ったものをそのまま出すより、ちょっとひと手間加えるだけで、おもてなしの心を演出することができますよね。

普段のお料理も特別に見せてくれ、テーブルを華やかに演出してくれる「重箱」。新しい1年に福を呼び込むためにも、暮らしに合わせた活用をぜひ愉しんでみてくださいね。

次回は2021年1月9日(土)です。

写真・文/川口ゆかり

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川口ゆかりさん

Profile

さまざまな女性誌やWeb広告でエディターとして活躍するかたわら、JSIA飾り巻き寿司1級インストラクター資格を取得。季節の飾り巻き寿司レッスンをメインに、ファッション誌のフードスタイリングや企業のレシピ開発なども行っている。日々の暮らしは、Instagram(@yucarikawaguchi)まで。

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