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袋入り千切りキャベツは「手抜き」なの? 元夫が息子に伝えた言葉に「本当に悲しくなった」

  • 2020.12.26
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野菜炒め用にセットされたカット野菜や、すでに千切りになっているキャベツ、唐揚げサイズに切られている鶏肉......。コンビニやスーパーではそんな便利な商品が多数販売されている。

値段は若干割高に感じる場合もあるが、いちいち野菜を洗ったり切ったりする手間が省けるため、何かと忙しい現代人にとっては有難いアイテムだ。

そんなカット野菜、カット肉について、ツイッターでこんな投稿が注目を集めた。

これはツイッターユーザーのみい(@Mozzare22718984)さんによる2020年12月8日のツイート。

「千切りになったキャベツの袋売り」や「唐揚げサイズにカットされた鶏肉」といった効率的に調理が済ませられる商品について、息子さんの口から

「お父さんがそういうの買う母親は手抜きって言ってたよ」

と言われて悲しくなってしまったという。

このお父さん、というのはみいさんの元夫のこと。みいさんによれば、

「息子は父親(元夫)と会った時にこんなことを言っていた、と発言しただけ」

とのことで、息子さんが女性を差別しているわけでも、料理をしないわけでもない、としていた。

あくまで息子さんは、父親が言っていたことを伝えただけのようだ。

みいさんは、この元夫の発言に対し、

「元夫は『キャベツの袋売り』に非があるのではなく、『母親なのに』というところが責めポイントでして... 手間暇=愛情という考えらしいです

男性なら『仕事帰りに買い物して調理なんてえらい』となるのですが、母親が仕事帰りにこれを買うと『手抜きの悪い母親』となります」

と、続く投稿で補足している。

「手間暇かける=愛情」なの?

 袋入りキャベツは手抜き?(画像はイメージ)

袋入りの千切りキャベツを母親が使うことは、手抜きで、愛情不足なのだろうか。

みいさんの一連の投稿に、ツイッターでは

「省力した分だけ愛情が余分に料理に入っているのです。
今のご時世は裸のキャベツはやや怖いですから、賢明なチョイスだと思います。鶏だって余らせるよりは切ってグラムわかる方が余分が出ないのだから、これも正しい。と兼業主夫は強く思います」
「うちはカット野菜バンバン使っています!効率的です!野菜高値の時なんてほんとに助かってます!」
「食事は手を掛けるより、栄養バランス、食べる時間の方が大事」
「え?浮いた時間に子供とたくさん触れ合うほうが愛情いっぱいのお母さんだよ?キャベツの千切りに時間を割くなら、子供との会話に時間を割きたいよ?」

と多くのユーザーから、カット野菜やカット肉を活用することに賛同する声が集まった。

中には、

「結婚しはじめに奥さんがカット野菜を使ってるのを見て引いてしまったことがありました
でも自分が料理をするようになったら

こんな便利なものはない!

と今はほとんどカット野菜しか買いません」
「効率よく、楽にできるものは、利用すればいいだけのことですね。

かくいう私も、以前は同じような価値観があり、忙しくて時間がないときでも、母親が時間をかけて料理を作るべきと思っていました。そうじゃないですね。

便利なものを使って、効率的にやったほうが幸せだと思います」

と、以前はそういった商品に抵抗があったが、今は便利に活用しているといった男性からの声も見られた。

 カットされた肉も手抜き...?(画像はイメージ)

話題になった投稿について、Jタウンネットは18日、投稿者のみいさんを取材し、詳しい話を聞いた。

普段から、袋入りのカットキャベツやカットされたお肉など便利な商品を活用しているというみいさん。

「私自身は料理に限らず、掃除でもなんでも時間を掛けずに効率的にやり、余った時間で子どもと話しをしたり、勉強を見てやれることの方が大事だと考えています

また、フリーランスで仕事をしていますので、時短すれば仕事も増やすことができ、より多くの収入が得られることが子どもにも良いと考えています」

と、家事を効率化する理由を説明する。その上で

「元夫の『手間暇をかける=愛情』という考えには全く共感はできませんし、生活環境にも合っていないと考えています」

とした。また、手間暇こそが愛情と考えているというみいさんの元夫自身も、料理はどちらかといえば得意だという。しかし

「元夫は祖母が手間暇かけた料理を作るのを見て育った影響か、手間を掛けて作られた料理こそが素晴らしいと信じているようです」

とのことで、また「日常的には女性がやるもの」という認識もあったとのことだった。

中学1年生という多感な年頃の息子さんには、そんなお父さんの意見が不思議なものに映ったのでは、とみいさん。だからこそ、お父さんの意見をみいさんに伝えたのかもしれない。

そんな息子さんについて、みいさんはふと

「今のところ大丈夫でも、将来同じような感覚を持った大人になったら嫌だな」

と心配になったそうで、

「スーパーに売られているものは全て、人の生活を便利にしてくれる物だよ」
「母親も父親と同じように仕事をしているのに、母親だけが便利なものを使うと悪いお母さんになっちゃうのはどう思う?」

といった疑問を投げかけたという。

息子さんとは、普段からこのような話をしているとのことで、この問いかけに対しても「それはおかしい」と返答したそうだ。

今回のツイートが大きな反響を呼んだことに対し、みいさんは

「男女問わず、大勢の方からご賛同いただきありがたいと思いました」

とした上で

「最近はどのスーパーに行っても、まずカット野菜コーナーが入り口近くにあり、夕方遅くに行くと売り切れになっていることも多いです。

なので、皆さん使っておられるという認識でおりましたが、お金が掛かるので良くないなどのコメントやリツイートもあり、確かに家族の人数によってはそうだなと思いました。どの商品も、それぞれの家庭環境(人数や収入や時間)に合わせられる選択肢が増えてきていることは非常にありがたいことだと考えています」

とコメントした。

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