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アリエナイ! 離婚したがる不倫夫から“より多くの慰謝料”をもらうコツ

  • 2015.6.1
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【ママからのご相談】

旦那が不倫をしていました。私は全く不倫に気づかなかったのですが、ある日、突然旦那から、「好きな人がいる。離婚してほしい」と言われました。 旦那に裏切られたにも関わらず、さらになぜ私が離婚を求められなきゃいけないのだろうと虚しくなってしまいました。離婚するのは特に構わないのですが、私は全く悪くないですし、小学生の息子も1人いるので、今後の生活も不安です。慰謝料や財産・養育費はもちろん、できるだけ相手にお金を支払ってもらって安定した生活を送りたいです。どのような方法がありますか?

●A. 納得がいくまで慰謝料を増額しましょう。

ご相談ありがとうございます。アディーレ法律事務所弁護士の篠田恵里香です。

ご自身が不倫をしながら、一方的に離婚してほしいとは、憤慨極まりないですね。心の傷も大きいですし、今後の生活の安定も大事ですから、慰謝料や今後の生活の補償をしっかり求めましょう。

●急いで離婚をしてはいけません!

このようなケースでは、慰謝料や財産分与、月々の養育費等、なるべく多く払ってもらいたいのは当然です。注意すべきは、やけになって急いで離婚をしないことです。相手は離婚したいわけですから、むしろそれを逆手にとって十分納得のいく条件を提示させましょう。

まず、今回、相手からの離婚請求が認められるかというと、離婚に関して責任がある側からの離婚請求は、仮に裁判になっても裁判所は、まず離婚を認めません。10年間別居が続き、その間ずっと生活費を入れてくれた、などということがあれば、話も変わってきますが、今回のケースはまず無理でしょう。

●離婚するまで支払ってもらえる婚姻費用って?

「相当な慰謝料+手切れ金を払ってもらわない限りこちらは離婚しない」というスタンスを保つことにより、納得がいくまで慰謝料を増額するべきです。夫婦には、婚姻中はお互いの生活レベルが同等になるように助け合う“生活保持義務”というものがあり、そのために別居などする際は、婚姻生活維持のために必要な費用(生活費等)を相手に支払っていかなければなりません。

この後、離婚せずに別居が5年間継続したとすると、旦那さんはあなたに、例えば月額10万円などの婚姻費用を払い続ける必要があり、旦那さんからしてみれば、“離婚できないまま5年間で600万円も払うことになる”わけです。

さらに、その後離婚の慰謝料(相場で200~300万円程度)も払うことになるので、離婚を前倒しする分、相当高額な慰謝料を払ってもらう必要がある、一括が無理な場合は将来の分割、当然今後の養育費を支払ってもらう、といった奥さんの主張についてもあながち不合理ではありません。

当然、財産分与としても、家具家電等はなるべく多くもらうべきですし、不動産や車・預金のほか、生命保険の解約返戻金や株券など主張できるものは全て主張するようにしましょう。厚生年金加入者の場合は、将来の年金分割も主張すべきですね。

●納得のいく離婚条件を主張していきましょう!

あなたの納得のいく条件が提示されない限り、相手はどのような手段をとっても離婚できないわけですから、しっかりとその自覚を持ってもらいましょう。そして、「離婚しても大丈夫」と前向きになれる条件で離婚することが大事ですね。

●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所パートナー弁護士)

男女トラブル、交通事故問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。外資系ホテル勤務を経て、新司法試験に合格した経験から、独自に考案した勉強法をまとめた『ふつうのOLだった私が2年で弁護士になれた夢がかなう勉強法』(あさ出版)が発売中。文化放送『ロンドンブーツ1号2号田村淳のNewsCLUB』ほか、多数のメディア番組に出演中。

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