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「いい人」って何ですか?どうしたらなれますか?【ひかりの恋愛相談室】

  • 2020.12.22
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「ひかりの恋愛相談室」では、人気書籍 “ 「大人女子」と「子供おばさん」"の筆者であるコラムニスト・ひかりさんにGrapps読者様のお悩みを答えていただきます。

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「いい人」とは、どんな人のことをいうのでしょうか?なかには、人が望むような「いい人」を演じてしまい、苦しんでいる人もいます。今回は、「どうしたらいい人になれるのか」について疑問を抱いている女性からのお悩み相談です。

Cさん・40歳

私は、「常に他人を優先して気遣いができる人」がいい人だと思っています。でも、みんな「自分が一番大事」だと思うので、実際は常に人を優先することなんてできないし、誰もが我が出て、わがままになるものだと考えています。だから、そんないい人はいないのではないか?と。どうしたら、常にいい人でいられるものだと思いますか?

Cさんへの回答

「いい人」の定義は、人それぞれだと思うのですが、私が考える「いい人」というのは、「自分にも人にも思いやりを持てる人」です。思いやりを見せる相手は、他人だけではなく、自分も含むのがポイントです。

つまり、「Cさんが思ういい人=常に他人を優先して気遣いができる人」は、私から見ると、場合によってはいい人ではない、と思うのです。なぜなら、「自分に対して思いやりがないこともある」からです。

では、自分にも人にも思いやりを持つためには、どうしたらいいのかというと、それは、「自分と相手の要望の折り合いをつける」ことです。自分の言い分を全て押し付けてもいけないし、相手の要望は自分の要望に反しているのに、全てを受け入れてしまうのも違うもの。だから、双方で話し合って、「どうしたらお互いに納得がいくのか」を見つけていかないといけないと思うのです。

単純な例で言えば、シュークリームが1個しかなくて、自分も食べたいけど、相手も食べたい場合は、話し合うしかありません。こんなとき、自分も食べたいのに相手に全てあげてしまっては、ストレスがたまるでしょうし、自分だけが食べてしまったら、相手に嫌われてしまいます。

だったら、お互いに折り合いをつけて、「半分にして分け合おう」ということで納得できることもあれば、「自分がシュークリームを食べる代わりに、相手には自分の持っているジュースをあげる」という交渉でOKになることもあります。場合によっては、「2人で仲良く、もう1個、シュークリームを買いに行く」という方法もあるでしょう。

基本、『ドラえもん』に出てくるジャイアンのような性格でなければ(笑)、多くの人がこんな場面になった時には、独り占めをしないで、なにかしら相手と折り合いを付けようするものではないでしょうか。

だから、「自分と相手がお互いにHAPPYでいられる方法を見つけるようにすること」は、そんなに難しいことではないと思うのです。もちろん、場合によっては交渉不成立になることもあるかもしれませんが、誠意を見せて、やれることはできる限りやる人は、「いい人」だと言えるでしょう。

逆に、欲深くて、人と折り合いを付けることができない人は、“私の定義する「いい人」”ではありません。ただ、そういう人は、自分が変わらない限り、どんどん生きにくくなります。周りの人は関わるのを避けようとしますしね。

だから、苦しみたくなければ、結局は、“人と折り合いを付けられる人”になるしかありません。これは、「いい人になる、ならない」以前に、幸せに生きるために成長しなくてはいけないことでしょうね。

いい人になっても苦しまないでいられるには?

世の中には、人から「いい人」だと思われたくて、無理して“相手の望む「いい人」”を演じてしまう人もいます。例えば、先ほどのシュークリームの話で言えば、自分が食べたくてもやせ我慢をして、相手に全てあげてしまうような人です。そこまで「いい人」になる必要はあるかどうか?ですよね。

基本、“いい人になっても、苦しまないタイプ“というのは、自分が「こういう人でありたい」と思える理想のいい人を目指す人です。だから、もし、「自分はシュークリームを全て相手にあげられるくらい、気前のいい人になりたい」と心の底から思うのであれば、相手にあげたときには、むしろ清々しい気持ちになるでしょう。そんな“太っ腹な自分”を誇れますしね。

でも、そこまで気前のいい人になりたいわけではないのに、単に相手にいい顔をしたくてあげてしまう人は、ストレスをためてしまいます。

逆に、自分はいくらシュークリームを食べたいからといって、相手から奪って全て食べてしまう場合は、いくら自分の要望が叶ったからといっても、いい気分はしないもの。なぜなら、“意地悪な自分”は誇れないし、なりたくないはずだからです。

人は、“自分が好きになれる自分“でいられると気分がいいし、逆に“自分が嫌いだと思う自分”になると苦しみます。でも、どんなに自分のことを嫌いになろうと、「明日から、この自分をやめて、他の人間になろう」なんてことはできません。

自分は、“ずっと付き合っていかなくてはいけない存在”だからこそ、“自分が好きだと思える自分”でいることは重要なんですよね。

だから、どうしたら常にいい人でいられるかというと、簡単に言えば、「『自分にも相手にも思いやりを持ち、折り合いをつけられる人でありたい』と心から望める人になること」です。

よく「愛と調和を持って生きるが大事」なんてことが言われます。でも、実際にそうするための具体的な方法を知っている人は、意外と少ないもの。実は、この「折り合いを付ける」という行為こそが、愛と調和を実現するのに最適な行為だと言えるのではないでしょうか。

自分のことも相手のことも大切に思い、お互いの幸せを目指して、折り合いをつけていく。それができる人になりたいと思ったときに、自然と「いい人」になっていると思いますよ。

コラムニスト・ひかり

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