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デヴィッド・クローネンバーグ『クラッシュ』4K無修正版の予告編公開 肉体と車が融合するポスターも

  • 2020.12.23
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『クラッシュ 4K 無修正版』(c)1996 ALLIANCE COMMUNICATIONS CORPORATION, IN TRUST

2021年1月29日よりシネマート新宿ほかにて全国公開される『クラッシュ 4K無修正版』の予告編が公開された。

イギリスを代表するSF作家J・G・バラードが1973年に発表した同名小説を、『ザ・フライ』(1986年)、『裸のランチ』(1991年)などで知られるカナダの鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が映画化した『クラッシュ』は、自動車事故により性的興奮を覚える人々を描いた問題作。第49回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞し、フランスの映画雑誌「カイエ・ドゥ・シネマ」が選ぶ1996年の映画ランキングで1位を獲得した。製作から25年を迎える2021年に、4K無修正版で劇場公開される。

ある日、映画プロデューサーのジェームズは車で正面衝突事故を起こす。相手のドライバーは死亡、助手席に乗っていたドライバーの妻ヘレンはジェームズとともに病院へ搬送される。院内を歩き回れるほど回復したジェームズは夫の死になぜか平然としているヘレンと彼女に付き添う不思議な男ヴォーンと顔を合わし、事故の写真を見せられる。退院後、ジェームズとヘレンはそれぞれ事故の衝撃を通して思わぬ性的興奮を感じていた……。再会した2人はセックスに及び、事故の体験により新たなエクスタシーを開拓するグループ=カー・クラッシュ・マニアの会の存在を知り、その世界にのめり込んでいく。

このたび公開された予告編は、高層マンションのバルコニーで、主人公ジェームズ(ジェームズ・スペイダー)が妻キャサリン(デボラ・カーラ・アンガー)を後方より見つめる意味ありげな場面から始まる。映像後半では、「現実を超えようとするのは、人間の基本的欲望である」というクローネンバーグ監督の言葉と、車のボディを人間の体のようにゆっくりと撫でる手が映し出される。本ビジュアルでも赤い車が肉感的にデザインされているが、予告も同様にどこか艶めかしさを感じる映像となっている。

クローネンバーグ監督は、「フィルムの粒子を損なわないように4K修復した」とインタビューで語っており、予告編の素材もクリアに蘇った映像が見どころ。全体を通してどこか冷たく、温度を感じさせない近未来的な映像も特徴だ。

(リアルサウンド編集部)

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