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簡単なようで難しい…ヨガ哲学が教えてくれる日常生活で「してはいけない」5つのこと

  • 2020.12.19
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「ヤマ」とは?

ヨガの経典「ヨーガ・スートラ」で述べられているヨガにおける8つの段階(ヨガの八支則=アシュタンガ)の中の最初の項目で、してはいけない5つのことがあげられています。日本語では「禁戒(きんかい)」と呼ばれています。

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Photo by Nadine Shaabana on Unsplash

5つのヤマ

アヒムサ(非暴力)

暴力をふるわない、苦痛を引き起こさないという意味です。暴力と聞くと、他人に対する肉体的、精神的なものを思い浮かべますが、自分に対して暴力をふるわないという意味も含まれています。体に痛みや不調があるのに無理をしてヨガのポーズを練習したり、落ち込んだ時に自分に対して否定的な言葉をかけることも自分に対する暴力と言えるでしょう。

サティア(不嘘)

嘘をつかないこと。思ったことを正直に伝える(=思ってもいなことを口にしない)、自分が知っていることや経験したことだけを伝える、確信を持てないことについては口を出さない、なども含みます。誰でも普段の何気ない会話(SNSも含めて)でこのサティアに反した発言をしてしまいがちなので、何かを言おうとするときには一呼吸おいて考えることが大切かもしれません。

アスティヤ(不盗)

盗みをしないこと。盗みと聞くと物を奪うことを想像しますが、それ以外にも相手の時間や機会も盗みの対象となります。待ち合わせの時間に遅れたら相手の時間を奪うことになり、相手の話をきちんと聞かずに途中でさえぎったら相手が話をする機会を奪うことになります。誰でもついうっかりしてしまうことなので気をつけたいですね。

ブラフマチャリア(不過度/禁欲)

エネルギーの無駄遣いを避けることです。食べ過ぎ、寝すぎ、働きすぎ、遊びすぎなど欲を過度に出すと後の苦しみの原因になってしまいます。そうならないようにちょうど良いところで留まることを知り、自分でコントロールをすることが大切になってきます。

アパリグラハ(不貪)

必要のないものは受け取らない、所有しないとうことです。新型コロナウイルスの感染拡大が始まったころのマスクやトイレットペーパーの買い溜めがわかりやすい例で、本来自分が必要とする分以上に物を所有する行動はアパリグラハに反していると言えるでしょう。そして、本当に必要としている人に届かなければ、その人たちの「所有する機会」を奪う(=アスティヤに反する)ことになります。

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Photo by Chris Ensey on Unsplash

5つともごく当たり前のことのようで、わざわざヨガ哲学で言われなくても…と感じるかもしれませんが、実際にこの5つをきちんと守るのは簡単なことではありません。そして、このヤマについて述べられている「ヨーガ・スートラ」は紀元前200年~紀元後400年ごろに編纂されたものと言われていますが、それほどの昔から人はこれらのことが日常生活での課題だったと言えるのではないでしょうか。全て完璧にできなくてもまず心がけることから始めて、マットの上以外でのヨガを練習してみませんか?

ライター/吉田加代子
オーストラリア・ブリスベン在住。日本とオーストラリアでの会社員生活を経てヨガティーチャーに転身。2012年より在豪日本人やローカルの人たちを対象にヨガクラスをしている他、@kayoko_yo

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