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【美容のきほん】気になる鼻の毛穴の「黒ずみ」。やってはいけないNGケアと効果的な解消法【Vol.18】

  • 2020.12.18
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■あなたの鼻の毛穴の「黒ずみ」は、どのタイプ?

あなたの鼻の毛穴の「黒ずみ」を、じっくりと観察してみましょう。黒いのは、毛穴の中? それとも、毛穴のまわりの皮膚? 毛穴の「黒ずみ」のタイプによって、原因とケアの方法は異なります。スマホの拡大機能や拡大鏡などを使って、鼻の毛穴の「黒ずみ」の状態をしっかりと確認してみましょう。

■鼻の毛穴の「黒ずみ」の原因は?

【1】角栓の酸化

毛穴の中が黒い「黒ずみ」は、角栓が酸化したものです。古い角質やほこりなどの汚れと、毛穴から分泌された皮脂が混ざって毛穴の出口に詰まってできた角栓が、空気に触れて酸化し、茶色っぽく変色して固まったものが「黒ずみ」です。

【2】メラニン沈着

毛穴のまわりが黒く見える「黒ずみ」は、皮膚の色素沈着によるものです。肌のお手入れのし過ぎなどによって、毛穴のまわりの皮膚を必要以上に摩擦したり、角栓を無理に押し出そうとして炎症を引き起こしたりすることで、角層内に過剰に生成されたメラニンが蓄積して、黒ずんで見える場合があります。

■鼻の毛穴の「黒ずみ」のNGケア

【1】黒くなった角栓を無理に押し出す

酸化した皮脂の固まりは、無理に取るのはNG。指や器具を使ってギュッと押し出すと表面に出てきますが、毛穴のまわりの肌を傷つけ、炎症によって角質を厚くし、さらにメラニン色素の過剰生成を引き起こして、色素沈着につながる恐れもあります。

【2】はがすタイプの毛穴パックやスクラブを頻繁に使う

はがすタイプの毛穴パックは、角栓や黒ずみを除去することはできますが、同時にまわりの皮膚にも大きな刺激をもたらします。また、角栓の形で毛穴が開きっぱなしになり、雑菌が入って炎症を起こす危険もあります。スクラブも、表面に出た角栓は落とせますが、頻繁に使うと摩擦によって角質を厚くしてしまい、さらに毛穴を詰まらせる原因になることも。個人の肌状態にもよりますが、どちらも月に1~2回程度の使用にとどめるようにしましょう。

■鼻の毛穴の「黒ずみ」の効果的な解消法

【1】クレンジングの前に、肌を温める

毛穴に詰まって黒ずんだ角栓は、とても硬くなっています。クレンジングの前に、ホットタオルなどを使って温めることで、角栓をやわらかくしましょう。毛穴もゆるまり、角栓との間に隙間をつくることができて、角栓がスルッと出てきやすい状態にできます。頑固な角栓には、たっぷりのオイルを鼻のまわりに塗って行うラップパックや、角質ケア用ローションなどで行うコットンパックも同様にオススメです。

【2】汚れをしっかり落とす

毛穴の中に詰まった「黒ずみ」を改善するには、皮脂や汚れを溜め込まないことが大切です。「黒ずみ」が気になる箇所には、すっきり洗い上がる洗顔料を使うようにしましょう。皮脂吸着効果の高いクレイや酵素入りのマスク、ピーリングも効果が期待できます。

【3】毛穴まわりの肌に美白ケアを

色素沈着が原因の「黒ずみ」には、過剰なメラニン生成を抑える美白有効成分でのお手入れが有効です。美白有効成分が配合されているアイテムを、気になる鼻のまわりにもしっかりと塗るとよいでしょう。また、マッサージなどによって肌の代謝を上げて、メラニンを排出しやすくすることも大切です。

気になる鼻の毛穴の「黒ずみ」は、どうしてもすぐに取りたくなってしまうもの。でも、力ずくで無理に除去するのは絶対に禁物。そして、ただ除去しただけでは、角栓はすぐに再生されて、再び「黒ずみ」になってしまいます。毎日のクレンジングを見直す、メラニンの過剰生成を防ぐなどの対策を日々のスキンケアでしっかりと行って、毛穴の「黒ずみ」が気にならないツルスベ鼻を目指しましょう!

取材・文:地曳久美子

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