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もう仕事辞めたい…「ミスが多い自分は人間失格」と考えすぎる前にやるべきことは?

  • 2020.12.16
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仕事や家事、恋愛……と毎日頑張っているからこそ悩みは尽きないもの。GATTA読者のみなさんから寄せられた“ホンネ相談”に、SNSを中心に人気を集めるコラムニストのぱぴこさんがおくるアドバイスは……?

今回のお悩み

最近ミスが多くて、クライアントから指摘されることが続いています。仕事自体は嫌いではないけど、自分の能力が足りていなくて、周りに迷惑をかけているのがしんどいです。周りの人は褒めてくれることもあるけど、結果が伴いません。もういっそ向いていないから仕事を辞めたいと思っているのですが、短絡的に考えすぎでしょうか。

短絡的に考えすぎ…!

仕事で悩む女性
出典: Mai / PIXTA(ピクスタ)

自己肯定感が下がると「もうだめだ、私は存在していてはいけない人間だ。仕事を辞めよう。消えたい……」など、飛躍した思考になりがちですが、短絡的に考えすぎです(二度目)。

筆者もミスが非常に多いタイプの人間で、最近も自信満々に出した経費精算書類に「A日付の請求にB日付、かつ申請と値段の違う領収書が付いています」という指摘が入りました。チェックしたと思ったのに、なぜか全力で間違えている的なミスは大変得意です。

とはいえ、クライアントからミスを指摘される状況は大変よろしくない。そこで、「何を指摘されているのか」、そして「同じミスを繰り返さないように適切な努力をしたか?」をきちんと振り返りましょう。辞めるのはそれからです(辞めなくていいですが)。

ミスで怖いのは「自己肯定感の低下」と「ミスの誘発」

前提として、ミスはゼロにはできません。どんなにチェックしても、見落としたり失敗したりすることはあります。ミスで問題なのは“ミスしたこと”よりも、相談者さんが陥っているように“過度な自己肯定感の低下”により、さらにミスが誘発されやすい状況になることです。

こうなると、できていたことすらできなくなり、誤字脱字や数字の桁間違いなど「人間やめたほうがいいのかな」的なミスを連発するようになります。

どんなミスをするのか、自分の傾向を理解する

「ミスが多くクライアントに指摘される」とありますが、具体的にどんなミスが多いのでしょうか? ミスをただ“ミス”という解像度でとらえていると、ずっと似たようなことを繰り返します。そのため、どんなミスをしているのかをきちんと精査しましょう。

リスト化してチェック&仕組みや自動化でフォロー

自分の頻出ミスの傾向・パターンを把握するために、Excelにまず書き出して精査してリスト化します。また、書き出しのタイミングで“誤字脱字”などのバクッとしたミスについても、「どの言葉でどのように間違えたのか?」など詳細にドリルダウンして考えましょう。

(1)誤字脱字
(1-1)適用と適応の使い方間違いでのミス
(2)計算ミス
(2-1)SUMの指定範囲ミス
(2-2)暗算での計算ミス
(3)日付間違い
(3-1)資料の日付ミス
(3-2)ファイル命名時の日付ミス
(4)添付漏れ
(4-1)メール送信時の資料添付ミス
(5)提出忘れ
(5-1)期限忘れ、超過ミス

リストにすればチェックリストとして活用できるので、提出や送付する前に確認したり、印刷して手元に置いておき、頻出ミスをしないように意識づけしたりすることができます。

誤字脱字は“単語登録”によって頻出単語や利用センテンスで登録して仕組み化、期限はスケジューラーに登録してアラームで自動化など、単純な機能活用である程度防ぐことが可能です。

ゼロにはできない!でも頻度を減らし防ぐことはできる

ミスはゼロにはできません。でもたまのうっかりと常日頃の日常では心象も自分の心の摩耗も違います。疲労やストレスが溜まっていると、普段に輪をかけてミスが頻発することもあるので、一旦気持ちをリセットするためにも休息を挟むことも必要です。

メンタルはアウトプットに影響しますよ。

リスト化&チェックでミス頻度を減らす仕組みと疲労やストレスを発散する自己努力、周囲の人へのダブルチェックを頼むなど苦手業務を圧縮する方向の2軸で考えましょう。

【画像】
※Mai / PIXTA(ピクスタ)

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