【頭皮の磨き方】星野由香さん発！むくみ・たるみ・疲れ目に効く【頭ほぐピラ】

パーソナルトレーナー

西洋医学と東洋医学を取り入れた理論とトレーナーの経験をもとに、“ほぐしながら鍛える”「ほぐピラ」を考案。神崎恵さんをはじめ、美容のプロ、モデル、女優が厚い信頼を寄せる。

「アラサー女子のほとんどは、頭の筋肉や筋膜がこっています」と星野さん。このこりがたるみの一因に!?

「例えば後頭部は目の神経とつながっていて、ここがこるとまぶたがたるんで目が小さく見えるんです。ポイントになる頭の筋肉と筋膜をほぐしながら体を動かせばリフトアップできます」（星野さん）

筋肉のこりはパン生地にダマがあるような状態。こりをつぶして筋肉をやわらかくするには、凸凹したキャンディボールを。

◆用意するもの

フェイスタオルを2つ折りにし、その上の真ん中あたりにテニスボールを2個セットする。

タオルでボールを包みながら、タオルの端とボールの間をゴムでとめる。

ボールとボールの間のゴムをしっかりとめて、凸凹を作ろう！

目のたるみを引き上げる後頭部のほぐしからスタート。頭を動かさずにイタ気持ちいいところでキープしたまま目やお尻を動かすのがコツ。

【後頭筋】えり足の上にある後頭部の筋肉。目と関係のある神経が通る。

えり足の少し上にキャンディボールをあてる。ここには目につながる神経が通っているので目がパッチリ！

あお向けになり、両ひざを立てる。両手を胸の上に上げて親指を立てる。右手を頭上に動かしながら、頭は動かさずに指を目だけで追い、次に指を下げて目で追う。

手の動きに合わせ、頭は動かさずに目だけを上下に動かしたら、次に手を右、左の順に動かし、その指を追うように目だけ右左にゆっくり動かす。疲れたら一度目を閉じ、好きなだけ行う。

鼻から動かすイメージで、頭を小さくから大きく「うんうん」とタテに数回動かしたら、ヨコに「いやいや」と数回動かす。その時にイタ気持ちいい場所を見つけて、そこにボールをあててお尻を３回ずつ上げ下げ。

キャンディボールをはずして頭の動きをチェック２が終わったら、キャンディボールをはずし、同じように動かして。スムーズに動くようになったら筋肉のこりがほぐれたサイン。

頭の側面をほぐしながら、わき腹の筋肉を使うと首や頭の緊張がほぐれてデコルテがキレイに。頰が引き上がりほうれい線も薄くなる。

【側頭筋】頭の側面を覆う側頭筋。頰が上がり、ほうれい線が薄くなる。

耳の後ろ側で、頭の側面にキャンディボールがあたるようにセット。そこを刺激するように横になる。

横向きに寝転び、両ひざを曲げる。キャンディボールに頭を預けたまま、頭を上下に小さく３回、左右に小さく３回、左右に大きく回転させるように３回動かす。

頭を転がしていてイタ気持ちいい場所を見つけたら、横向きになったままお尻を少し上げ下げする。背中を丸めながら１ヵ所につき３回上げ下げ。お尻が上がらなければ、肋骨を上げ下げするだけでもOK。反対側も同様に。

おでこのしわやたるみなど、顔の上半分の悩みにアプローチするのが頭のてっぺんほぐし。リラックス効果も高いので寝る前の習慣に。

【前頭筋・帽状腱膜】額の前頭筋と生え際から頭頂、えり足につながる帽状腱膜をほぐす。

まずは髪の生え際にあてる。そこから少しずつ頭頂に向かってキャンディボールを動かして刺激。

生え際にキャンディボールをあてて、タオルの両端を持つ。あごを上げて首を伸ばして頭を左右・上下に小さく振る。

キャンディボールを頭に押し付けたまま、あごを少しずつ下げて、頭頂まで３ヵ所で左右、上下に気持ちいい回数だけ頭を振って、頭皮をほぐす。

気になる場所で頭を細かく動かす
キャンディボールは動かさず、あごを下げながらボールを自然にずらす。気になる場所で頭を左右・上下に動かす。

撮影／恩田亮一モデル／辻岡奈保美（VOCEST!）取材・文・構成／山本美和