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組み合わせのギャップがすごい 本物の「自衛隊ヘリ」を展示する漬物屋さんが話題に

  • 2020.12.16
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自衛隊のヘリコプターを直に見る、という機会はあまり多くはないのではなかろうか。大半の人が、テレビやネットの映像でしか見たことがないはずだ。

そんな自衛隊ヘリをお目にかかれる漬物屋があると、ツイッターで話題になっている。それが、こちらだ。

こちらは、ツイッターユーザーのQ州の一匹狼さんの2020年12月11日の投稿。紹介されているのは、漬物製造会社の大平食品(長崎県南島原市)が展開する販売店「漬物の里ふるさと館」の様子だ。

写真を見ると、たしかに機体側面に「海上自衛隊」と書かれた白いヘリコプターが。なんともシュールなこの光景に、ツイッターでは、

「配送用かな〜(すっとぼけ」
「あ、海自がヘリで買い物に来てるのかと思ったw」
「これ『こち亀』の第何巻に入ってる話?w」

といった声が寄せられている。

それにつけても、一体なぜ漬物屋さんの前に自衛隊のヘリコプターが展示されているのだろうか?

Jタウンネット編集部は14日、大平食品に詳しい話を聞いた。

緊急搬送にも使われていた

 なぜこんなものがこんな所に?(画像はQ州の一匹狼(@yuki800811)さんのツイートより)

取材に応じた代表取締役の大平國泰さんはこのヘリコプターについて、

「大村市の海上自衛隊から借りているもので、現在は退役してエンジンなども取り外されていますが本物です。現役のころは通常の自衛隊活動の傍ら、長崎の島々からの要請を受けて島から大村市の国立病院まで病人を運ぶ緊急搬送の任務も行っていたと聞いています」

と説明した。本当にかつて使われていたヘリコプターのようだ。

では、なぜそのヘリが今ここに? 大平さんに聞くと、

「本来、退役したヘリコプターが民間企業に貸し出されることはないのですが、弊社では元自衛隊員も数名雇用しているという縁がありまして、15年ほど前に先代の社長が大村の海上自衛隊に貸し出しを依頼したところ、許可をいただきました。それ以後、毎年貸借の契約を更新するという形で借りております。
私たちとしてはヘリコプターを展示することで店の集客効果を見込めるし、海上自衛隊としても隊のPRや新規隊員の獲得などに繋がるとのことで、お互いにウィンウィンな関係になっています」

と話した。

また、ツイッターでの反響について大平さんは、

「興味を持っていただけるのなら良いと思います。ぜひ見に来てもらって、ついでに漬け物も買っていっていただければと思います」

とコメントしている。

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