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「リトル・ミックス」のジェシー、精神面での療養のため脱退へ

  • 2020.12.16
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オーディション番組『Xファクター』 で史上初のグループ優勝をしてから9年もの間、4人のメンバーで活動を続けてきたリトル・ミックス。若いファンも多いガールズグループであるが故に、これまで衣装や演出への批判をグループとして受けることも少なくなかった。

また、ジェシー・ネルソン(29歳)は、長年SNSなどで体型批判の被害にあってきたことやうつ病になったことを告白したことも。そんな彼女が、自身のメンタルヘルスのために脱退を決めたことを発表。

デビューのきっかけとなったオーディション番組に出演していた当時から、ネット上での誹謗中傷やイジメを受けていたジェシー。

パフォーマンスの出来よりも、外見の評価を優先した時期もあった過去などを涙ながらに語ったドキュメンタリー番組「Odd One Out(原題)」は賞を受賞し、メンタルヘルスの大切さを知ってもらうことに貢献したと伝えられている。また、今年の9月には、パニック発作が起こり、メンバーのペリーにパートを代わってもらったことも明かしていた。

そんな中、先月は6枚目のアルバム『コンフェティ』を発表。様々な場所でのプロモーションを行なっていたリトル・ミックスだけれど、先月になってジェシーがテレビ番組の出演をキャンセルし、後に療養のためにしばらく休むことが伝えられた。

それから1カ月ほど姿を見せていなかった中、ついにSNSを更新。「これまでの9年間は、私の人生で最も素晴らしい時間でした」と綴り、脱退を発表した。

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「私たちは、想像もできなかったことを達成してきました。初めてブリット・アワードを受賞したことや、O2アリーナを満員にしてきたこと。そして、世界中で友達をつくり、ファンと出会い、世界一幸せな人だと思わせてくれたことを心の底から感謝しています。ずっと応援してきてくれたこと、一生忘れません」
「ただ最近では、グループとしての活動が自分のメンタルヘルスに悪影響を及ぼすようになったことも事実です。ガールズグループの一員としてのプレッシャーや、期待に応え続けることは、私にとってはとても辛いことです。人生には、他人を幸せにすることよりも、改めて自分自身のことを大切にしなくちゃならない時期もあると思います。今こそが私のその時期なのだと感じています。よく考えた結果、悲しいですが、リトル・ミックスを去ることに決めました」
「今は、愛する人たちと時間を過ごし、幸せになるためのことをしなければなりません。新たな人生に乗り出す心の準備はできました。まだ先のことは分かりませんが、みんなにサポートしてもらえることを願っています。(中略)」
「最も感謝を伝えたいのは、一生忘れることのない素晴らしい思い出を作ってくれたジェイド、ペリー、そしてレイ・アン(※同グループのメンバーたち)。3人がこれからも夢を実現し、みんなに愛される音楽を作り続けることを願っています。愛を込めて、ジェシー」

一方で、「リトル・ミックス」も公式SNSで、初めてブリット・アワードを受賞した瞬間のモノクロ写真を投稿。そして、ジェシーとファンへメッセージを送り、メンタルヘルスの大切さや、これからも3人でグループ活動を続けていくことを伝えている。

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ジェシーにとってのリトル・ミックス

今年5月のインタビューで、メンバーとの絆についてこのように語っていたジェシー。

「8万人の前で親友たちとパフォーマンスできることは、本当に最高。私1人だったらきっとできないと思う。3人といると自信がみなぎるし、とにかく楽しくって。ふとステージの反対側にいる彼女たちを見ると、私と全く同じように楽しんでいて、同じ気持ちになっていることに気づくんです。それが嬉しいの」
4人での最後のパフォーマンス

彼女たちがジャッジを務めたオーディション番組でのパフォーマンスが、実質的にジェシーのグループでの最後のパフォーマンスとなった。

ジェシーは去ることになったけれど、メンバーのジェイドは先月のインタビューで、「リトル・ミックスは不滅です」とコメント。

「将来、それぞれが個々で活動をする時が来るかもしれない。だけど、リトル・ミックスは永久に不滅です。これは私たちがずっと言っていること。なぜなら、私たち自身がリトル・ミックスのことを必要としているから」

ファンとしては4人の圧巻なパフォーマンスをもう見ることが出来ないことは残念だけれど、まずはジェシーがメンタルヘルスに専念し、元気な姿を見せてくれることを願うばかり。

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