絶対に喜ばれる、最高の手土産３選【フードディレクター・浅本 充さん推薦】

今回は、フードディレクター・浅本 充さんに、おすすめのお持たせをお伺いしました。

【超王道】
一保堂茶舗の「いり番茶」
京都に住んでいた頃、寺町二条の本店で出会って以来飲み続けています。燻した香りが癖になる最高の京番茶

京都では普段使いのお茶として親しまれていながらも、初めて飲んだときは、独特のスモーキーな香りに驚く人も少なくないはず。茶の枝葉を蒸した後に揉まずに乾燥させ、仕上げに高温で炒ることによって燻した香りが付きます。口に含むと薫香が広がりつつ、後味はさっぱり。カフェインやタンニンの含有量も少なく、飲み疲れないのが嬉しい。手軽なティーバッグもあります。150g￥486（税込み）

●一保堂茶舗オンラインショップ
https://shop.ippodo-tea.co.jp/

【女子ウケ】
LITTLE TOY BOXの「クリームチーズレーズンサンド」
山崎幹ちゃんの作るお菓子は、彼女のインスピレーションと愛情がたっぷり詰まった、美味しくて個性のあるものばかり

昨年９月にオープンした、柔らかな光が差し込むコーヒーショップ。店主は「Little Nap COFFEE STAND」を経て、ケータリングなどを手掛けていた山崎幹さん。手作りのお菓子は、誰もが安心して食べられるように卵とバターは不使用です。ころんと素朴な姿が愛らしいサンドは、自家製チャイコーヒーシロップを使ったザクザク食感のクッキーに、クリームチーズならではの爽やかな味わいとたっぷりレーズンがたまらないフィリングを組合せて。GIFT BOX入り６個￥2,400（税込み）

●LITTLE TOY BOX
東京都目黒区駒場2-16-5
【営業時間】月木金12:00～16:00 土日祝12:00～17:00
【定休日】火曜・水曜
https://www.little-toy-box.com/

【激レア】
LE CAFÉ DU BONBONの「ガトーフロマージュ」
僕の大好きな菓子職人、久保田由希さんのお菓子はどれを食べてもフランスの香りがして美味しいです

フランスに渡ってお菓子作りを学んだ、オーナーの久保田由希さん。代々木上原にある店舗は、通常は製菓教室「L’atelier du bonbon」として運営され、金曜にお菓子が並ぶショップとしてオープンします。クリームチーズ、マスカルポーネ、サワークリームを使い、湯せん焼きにしたガトーフロマージュはこちらのスペシャリテ。舌触りはしっとり滑らか、バニラがふわりと香り、チーズの風味が濃厚ながら軽やかな口溶けに、一切れ、もう一切れと手が伸びます。24㎝フルサイズ￥4,240（税込み）

●LE CAFÉ DU BONBON
東京都渋谷区元代々木9-2
製菓販売日：金曜12:00～17:00
https://www.bonbon.cc/

フードディレクター／浅本 充さん
ユニテ代表取締役。都内の数店のフレンチでサービスとソムリエ、マネージャーを経験後、ブルックリンに渡米。2009年に現会社を設立。企業の飲食部門のコンサルティングを軸に商品開発を中心に活動。最近ではGAPの世界初のカフェ、アニエス・ベーのカフェのディレクションを手がける。

 

撮影／安井真喜子 取材／首藤奈穂