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アンジュルム・船木結がグループを卒業「今日、私一番かわいかったんで!」

  • 2020.12.10
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東京・日本武道館で卒業コンサートを行った船木結 ※提供写真
東京・日本武道館で卒業コンサートを行った船木結 ※提供写真

【写真を見る】卒業セレモニーで「帰りたくないな。」を披露する船木結。会場はメンバーカラーのライトグリーン一色に

12月9日に、ハロー!プロジェクトに所属するアンジュルムの「アンジュルムコンサート2020〜起承転結〜船木結卒業スペシャル」が、東京・日本武道館で開催された。同公演をもって、2017年6月にカントリー・ガールズと兼任する形でグループに加入した船木結が卒業。

過去のインタビューで「あなたにとってアイドルとは?」という質問に対して、「エコーをかけて聞いてくださいね“天職です!”」と回答してくれた船木。ラストとなる武道館公演で、デビューしてから約5年にわたるアイドル人生の集大成を見せた。

メドレーコーナーでは船木が連続8曲合計16分のパフォーマンス!

会場には約6500人のファンが集結。新型コロナウイルスの関係で、座席間隔を開けながらの着席での観覧、マスク着用、声援禁止の中でライブがスタートする。暗転とともに、会場はペンライトで船木のメンバーカラーであるライトグリーン一色に。

メンバーがステージに登場すると、「I 無双 Strong!」「赤いイヤホン」「次々続々」と、いきなりアンジュルムらしい力強い楽曲を次々と披露し、約10カ月ぶりの単独ライブとは思えないパフォーマンスで幕を開ける。

久しぶりの単独ホールコンサートということもあり、ライブのキラーチューンの連続にファンのハートも序盤からヒートアップ。声援は出せないものの、ペンライトのアクションと手拍子で序盤から盛り上がりは最高潮に。

その後のMCでリーダーの竹内朱莉が「今日、無事に開催することができました。本当にたくさんの方に集まっていただきありがとうございます。声援は心の中にとどめていただいて、その分、思いを拍手にして私たちにパワーをいただけたらなと思います」とあいさつ。

卒業を控えた船木に話を振ると、船木は「本当に一生来ないと思っていた今日が来たっていう。申し訳ないけど今日は私が主役です(笑)!」と、コロナで延期になっていた自身の卒業公演をイジり、船木節全開。会場が笑いに包まれると、竹内の呼びかけで先日アンジュルムに加入した新メンバーの松本わかな、川名凜、為永幸音の3人が登場。ファンの前で初お披露目となった。

13歳の松本は「初めてのステージで緊張していますが、船木さんのラストなので精いっぱい頑張りたいと思います」と話し、16歳の為永は「皆さんの心をつかむパフォーマンスができるように頑張ります!」、最後に17歳の川名が「大きなステージで緊張していますが、船木さんの姿を目に焼き付けて頑張ります!」とコメント。そして、新メンバー3人で「学級委員長」を歌唱。楽曲の世界観にあった初々しい歌声でパフォーマンスした。

その後は「全然起き上がれないSUNDAY」「忘れてあげる」「ミステリーナイト!」「私の心」を歌い、ライブはメドレーコーナーへ。メドレーは卒業する船木とメンバー一人一人がパフォーマンスしていくというグループのOGである福田花音の卒業公演でも話題になった演出で、船木は連続8曲合計16分のぶっ通しメドレーを歌い上げた。

メドレーの楽曲は船木自ら選曲したといい、自身がハロー!プロジェクトに興味を持ったという楽曲「チョトマテクダサイ!」をはじめ、「サンキュ!クリームブリュレの友情」「Uraha=Lover」など、スマイレージ時代を含めた新旧の楽曲が盛り込まれていた。

MCを挟んだ後、船木がアンジュルムに加入して初楽曲である「君だけじゃないさ…friends」「キソクタダシクウツクシク」を披露。「君だけじゃないさ…friends」のメイン歌唱を担当している川村文乃と上國料萌衣の透明感ある歌声が会場を引き込み、「キソクタダシクウツクシク」では、メイン歌唱の一人を担当した船木が力強い歌声でファンを魅了。

そして、「マナーモード」「泣けないぜ…共感詐欺」「タデ食う虫もLike it!」「大器晩成」と、アンジュルムの盛り上がりナンバーを畳み掛け、ライブはフィナーレへ。本編ラストはアンジュルムの卒業公演で、毎回メンバーの涙腺を崩壊させる「交差点」。今回も歌いだしの上國料が涙をこらえる(?)も、次のパートを担当したリーダーの竹内が泣いてしまう。

アンコールではブラウンのドレス姿で船木が登場し、卒業セレモニーがスタート。つんく♂が作詞作曲した「帰りたくないな。」をソロで歌い上げ、「アンジュルムの空間が温かくて温かくてとても心地良かった。グループだから好きや嫌いで表せられるような単純なものではないけれど、その全ての思い出が大好きでアンジュルムに出会えて良かったと心から思います。アンジュルムが大好きです!」と、ファンとメンバーに対して感謝の気持ち書いた手紙を読み上げる。

そして、新メンバーを含んだ今日限りの11名で「46億年LOVE」をパフォーマンスし、一人一人のあいさつに。

日本武道館公演を成功させたアンジュルムのメンバー ※提供写真
日本武道館公演を成功させたアンジュルムのメンバー ※提供写真

橋迫鈴は「(卒業公演が)延期になって、船木さんとなかったはずの時間を過ごして、たくさんの思い出ができました。船木さんのような人柄やパフォーマンスを目指して頑張ります」と語れば、伊勢鈴蘭は「船木さんのあまのじゃくの部分が大好きなので、これからもそこは変わらずにいてほしなって思います」と、それぞれが船木への思いを吐露。

アンジュルムに同期として加入したサブリーダーの川村は「私がアンジュルムで私らしく活動できたのは、船ちゃんのブレない思いがあったから。私も頑張ろうと思えました。これからはどんな夢だって船ちゃんならかなえられると思うから、自分の思うように生きてほしいなって思います。いつも隣で笑ってくれてありがとう」と感謝を口にする。

卒業する船木は「やっぱり私はアンジュルムが大好きで、大好き以外の言葉が見当たらなくてもどかしい気持ちになるけど、結局は大好きだから大好きです! 本当に全ての方に感謝します。今日、私一番かわいかったんで!(笑)」とコメントし、しんみりとした会場に笑いを生み出す。

笠原桃奈は「船木さんのいないアンジュルムにいる自分が想像できなかったり、やっていけるのかなって不安になるほど船木さんは大きい存在でした。一緒に青春を過ごして夢を追いかけてきましたけど、これからはいち人間としての幸せを祈ります」と語り、上國料も「船がアンジュルムを大好きって言ってくれたことが本当にうれしくて。今日は1日、船と一緒にライブができて、この日本武道館で。よかったなって思います」とコメントする。

佐々木莉佳子は「私にとって妹のような存在だったんです。船のわがままだったら何でも聞いてあげられたし、船だから許せちゃうことだってあった。卒業発表を聞いたときは、妹が上京してしまうような感覚だった。船はプロだなって思う面が今まで数えきれないほどありました。日々カッコいいなって、心から思ってたよ」と続ける。

リーダーの竹内は「船ちゃんがアンジュルムに加入したときは本当に周りに気を使う子だったから、大丈夫かなって心配することがたくさんあった。私たちも支えてあげられているのかなって」と、今までにないグループ兼任という形で加入した船木に対して当初は、心配していたことを告白。続けて「これからの人生、たくさん頑張ってきたから、本当にこれからは自分に甘々で、とにかく自分を甘やかして楽しく幸せに過ごしてほしいなって思います」と船木にエールを送った。

そして最後は8人で「友よ」を歌い上げてライブは終了。アンコール終了後も、観客席からのやまない拍手を受け、船木が再びステージに登場。四方にそれぞれあいさつし、ファンの声援に応えた。

メンバーとファンへの感謝の手紙を読み上げる船木 ※提供写真
メンバーとファンへの感謝の手紙を読み上げる船木 ※提供写真

船木結 手紙全文

本日12月9日をもって、私、船木結はアンジュルムおよびハロー!プロジェクトを卒業します。今日は皆さまにお手紙を書いてきたので、読みたいと思います。

これまで卒業していくメンバーの姿を見てきて、昨日の寝る前は何を思ったのだろう? 明日の朝は何を思うんだろう? そして今この手紙を読んでいる時間は何を思いながら読んでいるのだろう?と疑問に思っていました。

ですが、そんな私にもついについについについにこの手紙を読む時がやってきました。正直、自分が卒業する立場にいるこの状況、めちゃめちゃ面白いです(笑)。そして、改めてこうして皆さまと一緒にこの日を迎えられたこと、心からうれしく思います。本当にありがとうございます!

小さい頃からアイドルになりたかった私。もちろんお花屋さんやケーキ屋さんを夢見た時期もあったけれど、右手にはマイクを握りしめキューティーに踊っていた4歳の頃の私は、既にアイドルの片鱗をのぞかせていたのかもしれません。

このハロー!プロジェクトという場所ではたくさんの非日常な日常と鮮やかな出会いを頂き、その経験により船木結という人間が作られたように思います。おかげで身長以外はすくすくと成長していきました(笑)。

そして、そんな私をここまで支えてくださったファンの皆さま。ブログの更新率がちょっぴり控えめな私ですが、気まぐれで2日連続更新した日には逆に「体調大丈夫?」と心配してくださったり。自分の姿が誰かのエネルギーになることが、こんなにも幸せなことなんだということを、ペンライトの光景とともにたくさん教えていただきました。

ライブやイベントに足を運んでくださった方はもちろん、自粛中に船木結の沼に片足を突っ込んだのに「もう卒業発表してるんかい!?」となった方など、会えても会えていなくても応援してくださった全ての方に感謝します。本当に本当にありがとうございました!

そして、この約5年間はカントリー・ガールズ、アンジュルムとすてきな出会いたちばかりでした。先輩グループだったアンジュルムさんから自分のグループであるアンジュルムに変わった時期は慣れないことだらけでたくさん迷惑も掛けてしまったのに、そんな私に表情一つ変えず寄り添い、常にどしんと構えてくれていたみんなに、たくさんたくさん救われていました。ありがとうございます。

お仕事終わりに2列になって帰る後ろ姿や、電車のホームで「帰りたくないな」を口ずさむ私を軽くあしらいながら必死にブログを書いてるみんなの表情。でも、その決まり文句がないとちょっと寂しそうなところ。日常の中にあまりにも思い出があふれ過ぎています。

そんな何げない日常の中には、常に「大好き」という言葉が当たり前にあって、そんなアンジュルムの空間が温かくて温かくてとても心地良かったです。

グループだから好きや嫌いで表せられるような単純なものではないけれど、その全ての思い出が大好きでアンジュルムに出会えて良かったと心から思います。アンジュルムが大好きです!

そんな魅力的なメンバーにたくさんの影響を受けて、今の自分があるからこそ今後もいろんなものに染まり新しい自分を見つけていきたいと思います。

改めてたくさんの方に支えられてここまで来れました。出会ってくださった全ての方に感謝します。本当に本当にありがとうございました!

2020年12月9日船木結

取材・文=宮澤祐介

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