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「清楚系彼女と結婚したら鬼嫁に豹変したのだが」【前編】

  • 2020.12.5
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男女問わず、付き合う前のデートや付き合い始めは、猫をかぶって本性を隠している人は多いものです。
とはいえ、結婚するまで本性を隠し通せる人は少ないでしょう。
ふとした瞬間に本来の性格が現れるものです。
しかし、たまにいるんですよね、結婚して初めて相手の本当の姿を知ることになってしまった人。
今回ご紹介するのもそんな1人。
清楚系彼女と結婚したら、実は鬼嫁だったエピソード、丸ごとお話しします!

自慢の清楚系彼女ができました

清楚系の女性、と聞いたとき、どんな人を想像するでしょうか?
僕の彼女はまさに清楚系でした。
髪はまったく染めていない真っ黒で、顔もかわいいタイプ。服装もTHE 清楚な膝丈のスカートだったりカーディガンスタイルが多いなど、ちょっと距離を置いてしまいたくなるくらい、隙がない。
まさに高嶺の花、理想の彼女でした。
性格もどちらかというとひかえめで、おとなしいタイプ。
でも、自分の好きなことの話になると止まらなくなり、いつまでも楽しそうに語ってくれるので、そんなところも愛しく思っていました。
彼氏である僕のこともよく理解してくれて、彼女にはとても感謝していました。

風邪で倒れた僕のお見舞いに来てくれた彼女

あるとき、仕事が立て込んだことで体調を崩してしまった僕は、デートキャンセルの連絡をしました。
すると、すぐに電話がかかってきて
「具合悪いの? 色々買って今からお見舞いに行くから! 欲しいものがあったら言ってね」
弱っているときにこの優しさはずるいです。
おかゆを作って食べさせてくれたのですが、これがまたおいしくて……
かわいくて料理上手だなんて、本当にこんな女性が世の中にいたんだ、そしてその女性を今自分は独り占めしているんだ! と思ったら、身体の怠さが吹き飛ぶようでした。

清楚系彼女とのデートも理想通り

デートのときは、ちょっとおしゃれなバルへ食事に行くことが多かったです。
お店ごとに手作りしているピクルスや、生ハムのサラダを食べながら、大好きなサングリアを飲めば、いつも上機嫌。
ほかには、彼女のショッピングについて行ったり、僕の趣味でもある映画を観に行ったり、遊園地に繰り出したりと、ごく普通のデートを楽しんで仲を深めました。
はじめての旅行ですっぴんを見せてもらったときに、それまではぼんやりと抱いていただけの結婚願望が確かなものになりました。
プロポーズしたのはクリスマス。
あえてクリスマスプレゼントは用意せず、家に帰ってからサプライズで指輪をプレゼントしました。
もちろん結果は成功!
晴れて自慢の彼女の「婚約者」という称号を手に入れたのです。

幸せいっぱいの2人に近づく黒い影

いよいよ始まる2人での生活に心躍らせていた僕たちは、さっさと入籍を済ませて、家探しを始めることに。
彼女と一緒に理想の部屋について話し合う時間は、どこまでも充実したものでした。
しかし、この幸せは長く続きませんでした。
清楚系彼女と僕の身に何が起こったのかは、後編でお伝えします。
このエピソードは、後編へ続きます!
後編は12月6日(日)20:30に公開予定!お楽しみに!
(廣瀬伶/ライター)


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