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保育園では問題児!? 情緒不安定な子どもに“スキンシップ”が必要なワケ

  • 2015.5.28
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【ママからのご相談】

この春から保育園に通い始めた息子のことで相談させてください。先日、保育園の先生から息子がすぐお友達と喧嘩をしたり、注意力に欠ける点が多いと指摘されてショックを受けました。 家ではそんな子じゃなかったのに。私が働き始めて、食事が少し手抜きになっているせいでしょうか? 何を食べさせたらいいですか?

●A. スキンシップを増やすと問題行動が減る場合があります。

ご相談ありがとうございます。心理食育インストラクターのSAYURIです。

子どもにとって保育園は社会生活の第一歩。ママとの時間が短くなることに加え、たくさんのお友達と人間関係を作る大切な時期です。ママが一緒にいない時間に注意力に欠けるとか、すぐケンカをするとか指摘されると不安になってしまいますよね。

食べ物に対する意識は高いようにお見受けしますので、今回はちょっと別の角度から見てみたいと思います。

●「もうお兄ちゃんだから」とスキンシップを拒んでいませんか?

仕事を終えて保育園に迎えに行って、帰宅すると家事に追われる。そんな毎日を過ごすママは少なくないと思います。忙しく家事をしているのに、まとわりついてくる子どもに、「もう保育園に行くお兄ちゃんなんだから……」とスキンシップを拒んではいませんか?

スキンシップは『絆ホルモン』とも呼ばれるオキシトシンの分泌を増やします。オキシトシンが十分に分泌されている子どもは人に対して信頼や愛情を持つことができるようになる、子どもの情緒の安定や社会生活には欠かせないものだということが分かっています。

●スキンシップと子どもの情緒の関係

桜美林大学心理・教育学系准教授の山口創氏の調査によると、母親と子どものスキンシップの量と子どもの性格について尋ねたところ、スキンシップが多いほど、癇癪を起さない、落ち着いている、など、子どもの情緒が安定しているという結果が出ています。

また、同氏によるとオキシトシンの分泌を高いレベルでキープするには、1日に数回、短時間スキンシップをとるようにするといいそうです。たとえば、手をつないで通園したり、一緒にお風呂に入って体を洗ったりと日常的にできることの積み重ねが大切とのこと。

●ハグの回数を増やしてみましょう

幼児期の子どもがイライラしたり、落ち着きがなかったり、何だかいつものように元気がなかったりした場合は、ギュッと抱きしめて、「どうしたの?」と聞いてあげたり、子どもの体をくすぐってあげるのもいいでしょう。

くすぐることは笑いが伴うスキンシップとなるので、子どもが知らず知らずのうちにためてしまっているストレスの発散にもつながります。

また、

・起きたとき

・いってらっしゃいのとき

・お迎えのとき

・お風呂の前

・お風呂あがり

など、「このときはハグをする」と決めてハグの回数を増やすのもお勧めです。

いずれもわずか数分、ハグなら数秒でできることです。これは子どものためだけではなく、ママのオキシトシンの分泌量も増えるので、子どもの行動にイライラしたときは叱る前にまずギュッとハグをしてみるのもいいでしょう。

【参考リンク】

・オキシトシンに期待されていること | オキシトシン情報局

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)

長年の医療機器メーカー勤務の経験から健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーの資格を取得し、健康管理士事務所『優縁』を設立。現在、食で愛を育む食愛ナビゲーターとして、食育の講演や執筆活動を中心に、NPO法人『予防医療推進協会』理事長として、成人向けの生活習慣改善のさまざまな提案を発信中。