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軽井沢で密とは無縁のアクティビティを。旧碓氷峠のトレッキング体験

  • 2020.11.27
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観光地の今をオンラインで生配信する「トラベル・ライブビューイング」の第2回目が、軽井沢を舞台に開催された。今回はその中継先として紹介された旧碓氷峠のトレッキングにフォーカス。標高1,200mの山頂の見晴台からは、浅間山や妙義連峰、晴天時には南アルプスから八ヶ岳まで一望できるため、軽井沢きっての人気観光スポットになっている。例年であれば多く観光客で賑わう見晴台だが、コロナ禍の影響もあってか撮影時(11月14日)の人出は少なめ。密を回避できる今だからこそ、旧碓氷峠で軽井沢の雄大な景色をゆったりと満喫してほしい。

「旧碓氷峠遊歩道」の入り口は、旧軽井沢銀座から北へ歩いて徒歩5分ほど。「遊歩道入口」の看板が見えたら、舗装道と未舗装がミックスされた約3.5kmのハイキングコースの始まりだ。体力に余裕のある序盤は、早く山頂に着きたいという思いから早足になる人も多いが、四季折々の景色を見たり、野鳥のさえずりを堪能しながら歩みを進めたい。

登っていて気づいたのは、観光客の少なさ。麓であれば、まだまだ紅葉が楽しめる時期にもかかわらず、すれ違ったのはほんの数組程度。まだまだ残るコロナ禍の影響を肌で感じた。印象的だったのが、すれ違う人のほとんどがマスクを着用していたこと。息苦しい登山中はついついマスクを外したくなってしまうにも関わらず、しっかりとマナーを守る登山客の意識の高さを感じた。さて、緩やかなアップダウンを繰り返し、景色が開けてきたら山頂までもう少しだ。

見晴台の手前まで来ると、立派な入口門がお出迎え。ここが遊歩道の到着地点になっている。入口門の周辺には名物の飲食店が複数並んでいるので、見晴台で山頂の景色を堪能した後に立ち寄ってみるのもおすすめ。

入口門を潜ればいよいよ見晴台に到着。取材日は土日にもかかわらず、こちらも観光客は少なめ。ソーシャルディスタンスを保ちつつ、のびのびと壮大な山々の景色が楽しむことができた。また、こちらは夕日の名所としても知られており、かつて軽井沢で過ごした宣教師たちは「サンセットポイント」と呼んでいたのだそう。夕暮れ時に見晴台を訪れて、山々に沈みゆく夕日を眺めるのもいいかもしれない。

「山道を歩くのは苦手……」そんな人は、通称「赤バス」を利用するのがおすすめ。万平ホテル、旧軽井沢を経由して旧中山道を上り、旧碓氷峠の見晴台まで連れて行ってくれる。季節限定の路線バスなので、あらかじめ運行情報をチェックしておこう。

紅葉が楽しめるシーズンにもかかわらず、全体的には落ち着いていた印象の旧碓氷峠。春の新緑の頃にはまた変化があるかもしれないが、今なら密を回避したトレッキングが満喫できる。山頂でしか味わえない絶景と達成感をぜひ体感してほしい。

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