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スペイン王室御用達「ホセ・ルイス軽井沢」はコロナ禍でも盛況。極上モーニングが人気

  • 2020.11.21
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マドリード市民から60年以上にわたって愛される、スペイン王室御用達の店「ホセ・ルイス」が、渋谷スクランブルスクエアに続き、日本2店舗目の地に選んだのが軽井沢だ。リゾート型レストランとして、マドリードとも渋谷とも違う、信州ならではのスペイン料理が味わえると評判を呼び、2020年7月のオープン以降、客足が絶えない。開店と同時に直面した新型コロナへの対策や、ここでしか味わえないというモーニングについて取材した。

ホセ・ルイス軽井沢は軽井沢駅北口から徒歩7分。同時にオープンした「トゥインラインホテル軽井沢」の1階という好立地だ。ゴールデンウィーク直前の4月末から営業開始を予定していたが、緊急事態宣言の影響でやむなく延期し、7月に開業となった。小山典昭支配人は、オープンからの4カ月を「忙しかったですね。とくにレストランは」と振り返る。ホテルの宿泊客以外にも、地元、別荘住民、他のホテルの宿泊客らがレストランの席を埋める。

オープン時からコロナ禍の対策を徹底。入口のアルコール設置はもちろん、席数を制限し、ランチ・ディナーの予約は、時間帯をずらして受け付ける。夏場は窓を開け放ち、館内の空気を循環させていたが、冬場は席の間隔をさらに空けて対応するという。宿泊客には、デリメニューを部屋まで届けるサービスも行っている。

モーニングは7~10時。ソーシャルディスタンスを保てるよう、座れる席が決まっているため、満席時はラウンジで待機してもらうことも。「とにかく、同じ場所に人がかたまらないようにすることを、心掛けています」と小山さん。

ホセ・ルイスのモーニングメニューは、タパス&ピンチョス、スープ、サラダ、パン、ドリンクがセットで、そこに6種のなかからメインを選べるスタイルだ。かなりのボリュームだが、軽井沢は朝食文化が根付いており、朝からどこかで外食するのは一般的。朝から美食と出会うことで、素晴らしい1日の始まりだ。

人気のメインのひとつは、「軽井沢フレンチトーストフォアグラのパンペルデュ フォアグラソース添え」。玉子をくぐらせこんがり焼いたブリオッシュトーストの上に、フォアグラのソテーがのる。アイス、ハチミツの甘さと、バターがわりのフォアグラの香ばしさが口のなかでとけあう。

「信州・軽井沢野菜の一皿」は、信州産を中心とした7~8種の野菜のマリネをしきつめ、中央にエスプーマ(泡状)にしたドレッシングをしぼった一品だ。よりスペインを感じたいなら、ランチでも人気のふわとろスフレトルティージャ(スペイン風オムレツ)や、土鍋のカルドッソ(出汁が多めのおじや風パエリヤ)もおすすめだ。

スペイン産をはじめ、信州産のワインも豊富に取り揃え、バータイムに一杯飲みに、ふらっと別荘客が訪れることも。朝早くから夜更け近くまで、レストランは今日も多くの訪問客を迎え入れている。

ホセ・ルイス軽井沢
住所:軽井沢町軽井沢1151-11トゥインラインホテル軽井沢内
電話番号:0267-41-6828
営業時間:7:00~22:00(LO20:30)
モーニング7:30~10:00
ランチ11:30~14:00
ディナー17:00~22:00(LO20:30)
バー17:00~23:00(22:00)

取材・文・写真=軽井沢新聞社
取材日=11月14日

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