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石巻の自然に包まれた古民家カフェでオーガニックランチ

  • 2015.5.27
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宮城県石巻市にある「くさかんむりcafe」は、週3日だけオープンするカフェ。築120年の商家を改装した店内では、美しい木々を眺めながらオーガニックの食材を使ったランチを味わえます。

広い庭のなかにある古民家カフェ

JR和渕駅から車で約5分。かつて北上川の舟運の宿場でもあった神取地区の県道21号線沿いに、風格のある門構えの建物があります。看板には、手刺しゅうで作られた「くさかんむりcafe」の文字。門をくぐるとまっすぐな石畳の道が続き、その両側には緑の木々や瓦屋根に漆喰壁の大きな母屋が並びます。「入口はどこだろう?」とソワソワしながら歩き、たどり着いた広い庭のすぐそばに、お目当てのカフェを見つけました。

木・金・土曜の週3日だけオープンするこちらのお店。築120年の商家の一室を改装した店内には、店長の鈴木蘭さんがひとめぼれし、国内外から集めたアンティークの家具や雑貨が配されています。「大きな古時計」の歌を思い起こさせるような振り子付きの掛け時計や、ペンキが剥げた部分も味のあるインドのアンティーク扉、鈴木さんが制作したスプーンのオブジェなど、気になるものがあちらこちらに。異なるテイストのインテリアが歴史ある室内にしっくりとなじみ、居心地のよい空間を作り出しています。

自家製ハーブと地元産野菜たっぷりのオーガニックランチ

人気メニューの「ランチプレート」(1250円)は、「どこの国の味?」と想像してほしいと、さまざまな国の家庭料理を取り入れています。メニューは日替わりで、この日はトマトとハーブのチキン煮込み、キャロットラペ、コーンフリッター、旬のサラダ、こごみの天ぷら、マイタケとブロッコリーのクラムチャウダー、雑穀米の7品。華やかな盛り付けに、食べる前からワクワクします。

メニューのひとつ、トマトとハーブのチキン煮込みは、トマトやナス、キノコなど、一緒に煮込んだ食材の旨みがチキンに凝縮。ハーブのさわやかな香りも加わり、ゆっくりと味わいたいおいしさです。スパイシーなカレー味のコーンフリッターや、ほんのり塩味仕立てのこごみの天ぷらなど、野菜をふんだんに使っているのも特徴。食材はオーガニックにこだわり、なるべく地元産を使っているのだそう。ハーブはお店の庭でも栽培しており、摘みたては香り高く、料理をよりおいしくしてくれます。

スイーツや庭園散策で癒しのひとときを

ちょっとひと息つきたいときはスイーツをどうぞ。いちばん人気は、ニンジンの自然な甘みとバターのまろやかな甘みの重なりを楽しめる「キャロットケーキ」(540円)。見た目もニンジンらしくと、ケーキの上にニンジンの葉をイメージしたパセリが刺されています。

ほかにも、ブラウンシュガーとはちみつが味の決め手の「自家製グラノーラ」(350円)や、ほろ苦く大人味に仕上げた「コーヒークッキー」(250円)などもそろいます。日によって旬の食材を使った限定スイーツも登場するそうなので、訪れたときには気軽に聞いてみてくださいね。

食事のあとは広い庭を散策するのもおすすめ。今の時期は花や植栽が特に美しいので、素敵な景色を眺められます。カフェ入口のそばにある、大人が立ったまま入れる大きな鳥かごは、写真を撮る人も多い人気スポットですよ。

今度の休日は、豊かな自然とおいしいランチを一度に楽しめる「くさかんむりcafe」へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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