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植木おじさんに聞く【11】お部屋に飾って楽しむ、カンタン可愛い押し花アート

  • 2020.11.21
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何気ない日常を少しだけ特別なものにしてくれる、お花や植物。通勤途中に見かける四季折々の花だったり、お祝いごとのブーケだったり、インテリアを彩る鉢植えや観葉植物だったり・・・。そんな植物たちから、今日も元気をもらいましょう! この連載では、お花や植物選びのコツ·育て方などを、園芸に造詣の深い植木おじさんことTさんに教えてもらいます。

今回は誰もが知っている「押し花」について。身近な押し花も、ひと工夫することで、オリジナルのインテリア用品が手軽に作れます。これからの時期にぴったりの、壁飾りを作ってみましょう。

摘んで、挟んで、乾かすだけ! まずは押し花作りから

色合いの美しい葉を摘んできました

まずは押し花を作ります。摘んできた花や葉をキッチンペーパーで挟み、これを新聞紙の間に挟みます。平らなところに押し花を入れた新聞紙を置き、分厚い本などで重しをしたら、2~4週間ほどそのままに。花や植物が完全に乾けばOKです。

重さのある本数冊をのせて、押し花作り

「茶色くなっていない、新鮮な花や植物を使いましょう。花をキッチンペーパーで挟む際は下向きにすると、きれいに仕上がりますよ」(Tさん)

押し花アートに必要な材料と作り方

今回は押し花の作り方で乾燥させた葉を使って、クリスマス風の壁飾りを作ってみたいと思います。

【所要時間】

30分~1時間程度

【用意するもの】

押し花、ピンセット、のりまたは木工用ボンド、先の細い筆、フレーム、台紙(※フレームに付いている場合は用意しなくても大丈夫)

【作り方】

1. 具体的な仕上がりイメージを考え、台紙の上にピンセットで押し花を置く。(※一発本番に自信がない場合は、サブの台紙にのせてから、さらに写真を撮っておくと安心です)

2. 筆先にのりまたはボンドを少しのせ、台紙または葉の裏側に塗り、台紙に貼り付けていく。

3. 完全に乾くまでそのままに(※のりの場合は10~15分程度)、フレームに入れたらできあがり。

作るときのポイント

押し花さえあらかじめ作っておけば、小学校の図工のような感覚で、気軽にできると思います。ただ、台紙(または葉)にのりをつけたら、速攻で葉を置かなくてはならず、間違ったとしてもやり直しが効かないので一発勝負。なので、貼り付ける作業は手早くそして慎重に・・・。

紅葉を楽しむ、クリスマスリース。秋と冬のいいとこ取り!

青々としていた葉が、赤や黄色に色づく紅葉。秋から冬にかけて、ほんの短い期間しか楽しむことのできない紅葉を、ずっと眺めていられたら幸せだなぁ···。そんな想いと、冬に向けたクリスマス風のインテリア用品に仕上げたい、という実用性を兼ねたテーマをもとに、今回の押し花アートを作ってみました。というわけで、今回の作品は“紅葉のクリスマスリース”です。

心を込めて作った押し花アートを長く楽しむためにも「直射日光の当たらない場所に置くと、変色が防げます」(Tさん)とのアドバイスをいただきました!

秋はもちろん、花々が咲き誇る春にもおすすめの押し花アート。季節の植物や花々を押し花にして、インテリアに生かしてみてはいかがでしょう? 上手に作れるようになったら、お花好きな人へのギフトにもいいですね。

植木おじさん(Tさん)···ガーデニング&家庭菜園を始めて早30年。都内にある自宅にはガーデニングスペースのみならず、温室も併設、蘭の栽培が得意。愛読書は『趣味の園芸』と『趣味の園芸 やさいの時間』。お花と野菜のことならお任せあれ!

[herbarium.fr]

[youtube.com / Garden Answer]

[All photos by sweetsholic]

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